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2019年全国で120年に一度の竹の花が咲いている謎に迫る

 

竹が花を咲かせるのはご存じだろうか?殆どの人は知りませんよね。

 

竹の花は毎年咲く花でなく、120年の長い期間をおいて咲く不思議な植物で、その後に一斉に枯れてしまうので不吉ともされています。

 

6月14日の「ザ!鉄腕!DASH!!」でも取り上げられていましたね。

島の竹は開花していなかったのですが、今年2019年に竹の花が日本全国で咲き始めているらしいんです。

 

その竹の花の開花の現状と何故一斉に咲いてるのか?何故不吉と呼ばれるのか?竹の花の特徴や歴史など、その謎について探ってみましょう。

 

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2019年全国で開花している竹の花の現状【画像あり】

 

2019年日本各地で多くの竹が開花していますね。
新聞でも多く報道されていますが、竹の種類や鉢植えの竹など様々です。

 

Twitterより引用したので画像や現状をみてみましょう。

 

 

全国各地で今年になってから開花している様子がわかります。

 

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なぜ竹の花が120年で一斉に咲いて一斉に枯れるのか?その理由

 

竹には種類が多くありまして国内に約600種ほどあるといわれています。

 

竹は身近ですが、不明な部分が多く未だに謎多き植物です。

 

その前に多少とも判明している竹の生態や特徴をみてみましょう。

 

竹の生態と花の特徴について

 

竹について少し説明が必要になりますのでご説明します。

 

春先にタケノコを取って食べたり割りばしや竹細工で竹は馴染みですよね。

竹は竹藪など竹は群生しているように見えるのは、実は竹の1本1本は地下で全て地下茎というものでつながっていているのです。

 

杉林のような花粉を飛ばしたり種をつけたりはしないで、普段は地下茎で増えていって竹林を形成します。

 

しかし、竹は数十年に1度花をつけて種をつくるのです。(種は殆ど発芽しないそうです)

竹の花はイネ科の植物なのでTwitterの写真のように稲の花と同じく花びらがありません

 

初夏に枝の先に3センチほどの花弁が無い雄しべが外向きで雌しべが内側にむき出しになっている薄緑の形状です。

 

地下茎で増える竹に花が咲いて一斉に枯れる理由とは?

 

120年に1度花が咲くといわれているのは真竹といわれて他には馴染みのある孟宗竹は60年周期といわていますが明確なものではありません。

 

真竹マダケ
食用には苦みがあり、不向きで建築や竹細工に利用されています。

 

孟宗竹モウソウチク
食用にされてタケノコとして市場にでまわる代表です。
中国から移入されたとされています。

実は竹の花が咲く理由と枯れる理由が未だに理由が定かでないのです。

 

現在の定説では

普通の草花は花を何回も咲かせて種を実らせる多回繁殖性ですが、竹はそれと違い1回だけの花を咲かせて種を実らせる1回繁殖性の植物ではないかと言われています。

 

普通の花は例えば桜など何度も種を作っても枯れることはないけれども竹は一回種ができてしまえば枯れてしまう性質の植物なのではないかということです。

 

また、見た目は別々でも地下茎でつながっているから一斉に咲くのは、もちろん一斉に枯れるのです。

 

ただ、中には一斉に咲くのではなく一部だけ咲く場合もあるそうです。その場合は枯れることなく生きかえることもあるそうですので、竹林で一斉に咲いたか咲かないかでも違いがあるかもしれません

 

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竹の開花の日本での歴史

 

日本での真竹は1845年ごろ全国で開花した後に一斉に枯れて竹不足になりました。それから約120年後の1963年頃にも真竹が一斉に開花し、その後枯れた歴史があります。

 

その時期は昭和40年代の高度成長期で加工用の竹の不足から値段が高騰してしまい新聞沙汰になるほどだったそうです。

 

ただ現在2019年は前回の全国規模の竹の開花から約60年後なのでまだ60年早すぎますね。

 

もし120年周期ならば大規模に開花するのは2080年と予測されますね。

 

孟宗竹は、記録によれば1912年に開花後の67年後の1979年に一斉に開花したことがあるそうです。今はそれから約40年後ですね。

 

中国では竹林の一斉開花後に枯れることでパンダが餓死するという悲しい出来事もあるそうです。

 

今回全国で一斉に竹の花が咲いているという現象は一部的なもので、もしかしたら同じ年代に一部植林した竹だけが開花しているものなのかもしれません

 

竹の花が咲くと不吉と言われる訳は「一斉に枯れる」から

 

一斉に開花して全てが枯れる状態が異常にみえることから「開花病」とか「十年枯病」など言われてきて原因不明の竹林全滅が恐れられていました。

 

数十年なんでもなかった竹林が急に開花して全て枯れて全滅してしまう恐ろしいことですから不吉な前触れと昔から言われていました

 

  • 竹の花が咲くと
  •  
  • 凶作の年になる。天変地異が起こる。悪いことが起こる年になると

実際に開花後の一斉に枯れた竹林が元に戻るのに数十年かかったといわれています。

 

他の理由では

2008年にも竹の花が咲く現象が発生しました。丁度その時代は正にリーマンショックがあり経済悪化の時代になりましたので、竹の花が咲くと悪いことが起きると口コミで広まったのも原因かもしれませんね。

 

実際経済的にも打撃が大きいので農園で竹林を運営している方はにとっては不吉を通り過ぎで恐怖でしかありませんよね。

 

収入が無くなってしまうのですから。そして、枯れた竹林を戻すのに数十年気が遠くなるような長い年月がかかります。

 

農林水産省のホームページに実際に竹林を宇都宮で若山農園を経営している方の記事がありました。

 

 

  • 会見・報道・広報>aff(あふ)最新号>aff(あふ) バックナンバー 2013年>13年1月号目次>特集1 竹のおはなし(3)
  •  

竹の栽培から品種改良、植栽などに力を注ぎ、現代に合った竹のある暮らしを提案し続けている生産者を訪ねました。

http://www.maff.go.jp/j/pr/aff/1301/spe1_03.html

農林水産省より引用

 

竹の周期が長いために品種改良も大変だとおっしゃっていますね。

 

この記事を読めば読むほど竹林経営をしている限り、いつかはやってくる竹の開花に対する備えが大変だとつくづく感じました。

 

竹の花の開花についての「まとめ」

 

竹の開花は不吉だとメディアで報道したりしていますが、実際はどうなのでしょうか?

 

この記事でも書いた通り、高度成長期の最中に建築資材用として需要のある真竹(マタケ)が一斉に開花して枯れてしまう事態が起こりました。

 

ということはリーマンショックの逆で景気がいい経済が復興して明るい兆しの時に全国の竹の開花が起こったのです。

 

これだけをとらえれば、竹の開花は良い兆しの前兆ともうけとれます。

実際に竹の開花は良い印、良いことがこる幸福のサインととらえる人もいるそうです。

 

今回の新聞の報道も過熱過ぎるのかもしれません。

 

今回開花している竹は鉢植えの竹だったり、真竹や孟宗竹以外の他の竹の種類の様にも思います。

 

全国の竹が一斉に開花して枯れることはないようにも推測していますがどうでしょうか?

 

これだけ身近な竹が未だに解明されていない部分がある不思議な植物だとは知りませんでした。

 

あまり良くない噂や口コミに影響されないで自然の不思議さを興味もって見るぐらいがいいのかもしれませんね。

 

竹林農家の方が無事過ごすことができますようにお祈り申し上げます。