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ヤマビルに噛まれたら・・剥がす5つの方法と後処理

 

ヤマビルは沢山いますが噛まれても痛みが無いのでそのまま知らずに過ごしてしまいます。

 

中には吸血してお腹いっぱいになったヤマビルは丸まってコロリと自ら皮膚から剥がれて落ちてしまう場合も多いです。

 

もし登山途中でヤマビルに嚙まれていたら・・・どんな処理をすればいいのでしょうか?

 

ヤマビルに噛まれた後の処理方法を具体的に紹介していきます。

 

ヤマビルに噛まれたら剥がす5つの方法

 


ヤマビルに噛まれていたら慌てずに下記のものでヒルをはがし落としましょう。

 

一般的で安価なものはですね。

 

手や道具などで無理して剥がさないで下さい

無理やり取ると傷が残ります。

 

皮膚についたヤマビルに以下の5つのどれかを掛けます。

 

  1. 塩や食塩水
  2. 虫除けスプレー
  3. タバコの火や煙(ライターで火を近づけるのですが火傷に注意)
  4. 木酢液
  5. アルコール
  6. ハッカ油

 
中には熱なのかニコチン効果なのかわかりませんが下記のような方も

 

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ヤマビルが剥がれた後の処理の方法

 

 

ヤマビルに噛まれたからといって慌てることはありません。

 

後述していますが、感染症や病原菌そして寄生虫などの心配はありませんから下記の方法手順で処理していきましょう。

 

  1. 傷口から血を押し出します。(ヒルジンなどの成分を洗い流すため)
  2. 傷口を消毒して軟膏や虫刺され薬などを塗る
  3. 絆創膏を貼る
  4. ヤマビルを殺処分する(踏んでも死なない)

 

最後の4をやらない方も多いです。

 

可哀そうだとか身持ち悪いからとヤマビルをそのままにしてしまう方も多いのですが・・・

 

実は血を吸ったヤマビルは産卵して数が増えますので

 

次の被害者を出さないためにも必ず塩や消毒液で殺処分しましょう。

 

血を吸い出す時に便利なのが「ポイズンリムーバー」という虫の毒などを吸い出す器具があります。


しばらく数時間は血が止まらないことはありますが問題はありません。

 

また数日間は痒くなったり傷跡が数週間以上残る時もあります。

 

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ヤマビルに噛まれたら?毒や感染症の心配はない

 


ヤマビルは毒はありません。

また寄生虫を媒介したり病気をうつしたりする心配はありません。

あくまで人に対しては無害といわれています。

 

ただし中には

 

ヒルの害でなく傷口から細菌類による感染症になって症状としては蕁麻疹や発熱などの症状をきたす場合があります

心配な方は皮膚科などの受診をお勧めします。

 

ありがたいことに神奈川県でヤマビル対策の小冊子をPDFにて配布(※小冊子のURLが何故か開かなくなりましたので削除しました。)してくれています。

 

 【まとめ】ヒルに噛まれても慌てない

 

 

ヒルに噛まれてもお腹いっぱいになれば自然と剥がれます。

血もあまりでませんが、無理やりはがすと血が止まらなくなります。

 

知っている人はそのままにしている人もいるそうです。

 

 

話はそれますが小さい時期に祖母が田んぼで血吸ビル(ヤマビルと違う種類)をとってきて血の巡りが悪い場所のつけて血を吸ってもらう民間治療をしていたと聞いたことがあります。

 

びっくりして聞いてみると、悪い血を吸ってくれて自然と剥がれて落ちるので心配いらないし元気になるとのことでした。

 

自然の力を利用した民間治療には恐れいいります。

 

 

神奈川県が注意を促しているサイトです。(※研究報告は見れます)↓

 

その代わりに千葉県で発刊している「ヤマビル対策のマニュアル」がありますのでご紹介しておきます。※PDFで開きます↓

 

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