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子供のころの男の子は何故が虫捕りにハマり、やたら昆虫を飼ったりしていましたね。
野原でバッタを追っかけたのも思い出ですね。
田んぼでよく見かけるのがイナゴで野原にいるのはバッタという認識はありました。
けど多くの人は見た目の形やピョーンと飛び跳ねる虫を総称してイナゴも含めてバッタと言っていました。
では実際にイナゴとバッタには違いがあるのでしょうか?
結論から言えば
つまり
イナゴはバッタであり、そのバッタの中のイナゴという種類のバッタになります。
ただし、分類的には分けられているので
イナゴとバッタの学術的な違いや見た目の違いや区別の仕方などみていきましょう。
イナゴとバッタ 分類の違いは? 実は同じ仲間
そういえばバッタとイナゴの違いってなんなんですかー?
どっちもバッタ目バッタ科やのに pic.twitter.com/1MTJQneiHo— こうた.生き物係♪ (@kouta8764) November 29, 2020
昆虫の分類でいえばイナゴはバッタの仲間に含まれます。
細かく学名や生態そして特徴などをまとめてみましたのでご覧ください。
またイナゴは日本に数種類存在していますが、多くは見た目や生態は似ていいます。
一方でバッタといわれる昆虫は直翅目バッタ科に属するもの全てを総称しているので数が多く見た目も生態も様々です。
バッタの代表はこれといった代表的なバッタを抽出できないほど多種多様なのです。
イナゴとは?
日本で言われているイナゴは主に田んぼにいるバッタの仲間で主に稲を食べているものを指しています。
分類 | 直翅目バッタ科イナゴ属 |
学名 | Oxya spp |
体長 |
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形容 | トノサマバッタと似て触角は短く、目の後方から中胸両側に黒色条線がある |
色 |
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分布 | 主に田園の田んぼ |
種類 |
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生態 | 1年1回、秋に土中に産卵して卵で越冬、春に孵化、7回ほど脱皮して夏に成虫になる |
食性 | 主にイネ科植物の葉や茎を食る |
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バッタとは?
バットと言われる昆虫はイナゴを含む直翅目バッタ科の全ての虫をバッタと総称しています。
イナゴに似ているトノサマバッタから見た目が全然違うショウリョウバッタなど様々な種類が存在しています。
分類 | 直翅目バッタ科(※イナゴを含む) |
学名 | 多数 |
体長 |
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形容 | 様々な形をしている |
色 |
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分布 | 草むらから河原など 草原と言われる乾燥した地に多くいる |
種類 |
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生態 | 生態は世界中に存在していますので様々です。
日本に存在しているバッタはイナゴと同様で1年1回秋に土中に産卵して卵で越冬、春に孵化、7回ほど脱皮して夏に成虫になるのが大半です。 |
食性 | 主に草食性だが肉食・雑食性もある |
イナゴとバッタ 名称の違い 由来
こちらバッタじゃなくイナゴぞなもし。翅の長めなハネナガイナゴですかね。草地に足を踏み入れるとこの人たちがぴょんぴょんぴょんぴょん飛び出してくるさまは出エジプト記におけるモーゼの歩みの如し。おれが佃煮業者じゃなくて助かったな君たち。9月7日。 pic.twitter.com/IycmhO1S1q
— 日高トモキチ@コミティア行く (@mokizo) September 6, 2021
イナゴは漢字の当て字が「稲子」
田んぼの稲を食べるために稲が実るまでの春から秋に田んぼに大発生します。そこで稲の子どもというところの当て字ですね。
バッタは漢字で「蝗」と書きます。この漢字でイナゴとも呼ばれますが、この漢字は中国で発生したものです。
海外では蝗害(こうがい)といってバッタが相変異して飛翔力が高まった変異体のバッタが稲作などを広範囲に食害する農作物の大被害が発生しています。
※相変異(そうへんい)とは、
主として昆虫において、さまざまな生活条件、特に個体群密度の変化によって、異なる姿と習性をもつ個体が生じること
日本では今はありませんが、たまに黒っぽく変異したトノサマバッタを見かけます。
イナゴとバッタ 見た目の違い 見分け方
田んぼにいたよ#ハネナガイナゴ #イナゴ #バッタ pic.twitter.com/f4d8IK8haY
— マツゾウムシ (@Matsuzoumushi) August 28, 2021
ショウリョウバッタやヒシバッタなど見た目が全く違うものは見た目でも違いがわかります。
似ているトノサマバッタとイナゴを比べて一番の違いは胸の凸です。
イナゴは前の胸の足と足の間に突起があります。
慣れていれば見た目だけでも区別できますし、獲れる場所でも見分けはできます。
バッタとイナゴ 食用の違い
今年の新イナゴが出ました。 pic.twitter.com/8RqDiT1f5w
— ほんだたつ (@tazhonda) October 15, 2022
日本でバッタの仲間で食用にされているのはイナゴだけです。
主に食用とされているイナゴは田んぼに生息している「コバネイナゴ」
足が短く食感が悪くないので重宝されている理由です。
海から離れた内陸地の場所で信州の長野や東北などでイナゴの佃煮で食べられています。
田舎のスーパーでは普通に販売されていますね。最近では業務スーパーでも見かけます。
格安!いなごの佃煮 300g懐かしいイナゴはいかが? |
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楽天市場で販売されているイナゴ佃煮300g 930円
農家の方が冬のたんぱく源として農作業の合間にイナゴを捕まえて一日糞を出させた後で羽と足を取って醤油と砂糖で甘辛く鍋で煮て佃煮に仕上げます。
日本の他でもバッタはアフリカ、中東、アジアなど多くの地域で食される一般的な昆虫食です。
【まとめ】イナゴはバッタの違いあるが同じ仲間
❗⚠昆虫写真注意⚠❗
↓↓↓
↓↓↓スーパーの帰り道の稲刈りの終わった田んぼの縁にイナゴカップル💕 pic.twitter.com/ZVHfiGXYE5
— はいやす (@hi_yas) October 15, 2022
- イナゴはバッタの仲間(つまりバッタ)
- イナゴはトノサマバッタと違う点は胸の凹凸
- イナゴは日本の山間部で佃煮などに食用にされている
イナゴはバッタの仲間なのでバッタと総称してもいいのに「何故イナゴをバッタと言わないのか?」
それにはイナゴとバッタを区別して呼んでいるか大きな原因として
私個人の意見となりますが
田んぼの稲を食害する虫=イナゴ(稲子)で食用にしたりしてきて歴史があるので、区別して言われているのではないかと推測しています。
今では農薬なのでイナゴも減ってきているようです。
お店で売っているイナゴの原産地が中国だったりして日本でイナゴが捕れなくなっているのでしょうね。これから益々農家離れ、後継者不足、減反、少子減少など課題がいっぱいです。
日本の伝統料理である保存食のイナゴの佃煮がなくならないことを願うばかりです。
ちなみに余談ですが仮面ライダーはトノサマバッタが元です。