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2019年4月27日(土)日本テレビで天才!志村どうぶつ園志村園長&マツコが人力車で谷中・猫スポットめぐり放映されましたね。
志村園長とマツコさんが
谷中の達人がガイドする人力車で猫スポットめぐりするが、なぜか猫がいない。
何故なんでしょうか?
なぜ谷中に猫が増えて、猫スポットになったのか?
そして、何故ネコが少なくなったのでしょうか?
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谷中が猫スポットになった理由
猫スポットと言われる場所は谷根千エリア。
日暮里駅と千駄木に囲まれた地域で、この場所は谷中・根津・千駄木からなる下町です。
昔から付近にはお寺や神社が沢山あり、路地も沢山あり、猫が住みやすい環境だったことが猫が増えた原因の一つ。
特に大きな谷中霊園があります。
ここが猫の聖地になっていたのでしょうね。
自然も多少あり、寺や神社もそうですが、近代的なビルなどもなく軒下など猫が隠れるスペースが沢山あったことが猫が住みやすい条件にあっていたことです。
また車が通らない路地が沢山あり、車にひかれるといったこともなかったでしょう。
それと、元々野良猫なので去勢もしていないので、お寺や家の軒下で子ども生んで増えていったことも原因ですね。
そして、捨て猫も多かったのでしょう。
駆除したりすることも無かったのでどんどん増えていき、ある時猫ブームに乗って猫での町おこしなどもあり、どんどん有名になっていきました。
野良猫が住みやすい下町だったということですね。
谷中に猫が何故いなくなった2つの理由
谷中になぜ猫が少なくなったのか?それには今の社会問題が関係しています。
ネコの為、地域生活の為に良かれと思ったことが、逆に猫が少なくなるという皮肉な結果になっています。
1・猫の避妊手術や保護なので少なくなった
現在、捨て猫が増えすぎて社会問題になっていますよね。
全国でもカンパなどでボランティア団体の人たちが無償で猫の去勢避妊手術をしたり、引き取って里親を探すことを実施しています。
それは谷中も例外でなく、
区のボランティアによって、去勢・避妊手術を行い、殺処分ゼロ・野良猫ゼロにする運動が実施されて年々野良猫は減少しているそうです。
つまり
野良猫を保護して谷中からいなくなった
ということです。
2・保護活動などで猫が人に対して警戒心を持った
他の影響としては、もともと猫は夜行性です。
特に人に慣れていない猫は人家の軒下などに昼間は隠れている動物ですが、猫スポットとなったおかげで人が危害を与えない、餌をもらえるという環境から昼間に活動するようになりました。
けれども、今までは、人が危害を与えていなかった猫もボランティアが保護するようになるということは捕まえられているうちに人に対して警戒をもつようになったことも原因の一つかもしれません。
せっかく猫で町おこししたのに残念ですが、やはり予防接種などをしていない野良猫は衛生上よくないので仕方ないことなのかもしれません。
(※実は数年前に野良猫にかまれて数日で亡くなった方を知っています)
今でも猫はみることができるようですが、首輪をつけている飼い猫が多いようです。
谷中猫【まとめ】
最初は野良猫が自然繁殖できる隠れ家も多い最高の場所だった下町の谷中。
それが、野良猫の保護活動で逆に猫の少ない町になってしまった矛盾。
「猫の町」で脚光を浴びてきて猫ブームの波にのり猫雑貨も増えたのに
色々な事情があって、野良猫がいなくなってしまった谷中。
これからは、猫以外のもので町づくりしていかなくてはいけませんね。
猫がいなくても下町で外国人にも人気がある町行ってみてはいかがですか?
猫がいなくても楽しめる谷中の猫スポットをご紹介
現在ネコが少なくなっている谷中でも、猫に関する雑貨屋さんやカフェ屋さんなど沢山ありますので、一度猫好きな方は訪れてもいいですね。
中には看板猫ちゃんもいるようです。
志村園長やマツコさんも乗った人力車などもありますね。
この人力車にも年取った看板猫もいますね。
【猫に関するお店】
ギャラリー猫町
カフェ 猫衛門
猫雑貨 ねこあくしょん
などなど
沢山ありますね。
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