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部屋にいる飛び回るゴマのような丸い黒い虫シバンムシ。
前回はハエ取りシートでシバンムシを駆除退治しましたが今回は専用の駆除シートである
タバコシバンムシ誘引捕獲セット ニューセリコをAmazonで購入してみました。
実際にどれくらい効果があるのか試してみました。
その中でタバコシバンムシ誘引捕獲セット ニューセリコの商品の組み立てや取り付けや効果などの実情や得た裏技なども得ることができましたのでご紹介します。
シバンムシ捕獲シート「 ニューセリコ」の商品説明
この商品はJT(日本たばこ産業)の全額出資の会社で元々はタバコの香料などを開発研究していた「富士フレーバー」という会社が多くの害虫駆除の開発販売している製品です。
そして、なんと世界初でタバコシバンムシ専用の駆除剤を開発製造に成功して世界的にも高い評価を得ている害虫駆除の製品の一つが、この「ニューセリコ」です。
また他の農業害虫の製品も多数製造販売しています。
メーカー公式サイトは↓
一番人気の2個セットを購入してみました。
商品内容
商品は粘着シートが2枚
そして
シバンムシを誘き寄せる固形剤が2つ×2
※2022年にリニューアルして最新版は2種類の誘引剤を混ぜて1つにしているようです。
1つはシバンムシの好きな食べものの匂いで呼び寄せる食性誘引剤
1つはシバンムシのオスを引き寄せる性フェロモン誘引剤
この2つの誘引剤でシバンムシを誘いでして粘着シートで捕獲します
タバコシバンムシ誘引捕獲「 ニューセリコ」組み立て設置方法
組み立ては簡単です。
シートを開いて
捕獲シートの内側部分の保護シールをはがします。
2種類の誘引固形剤の袋を開けます。
更に密閉されているラップを外して薬剤を取り出します。
※多くの人が間違うのがここです。注意してください。
※2022年にリニューアルして最新版は2種類の誘引剤を混ぜて1つにしているようです。
ここで裏技を1つ伝授します。
それほど匂いはありますが、強い匂いは感じませんでした。(※鼻が悪いだけ?)
その2種類の丸形の誘引剤ルアーを粘着シート側にある丸印の部分に置く
※ルアーとは「誘引」という意味合い
※私は中身まで出して取り付けましたが、乾燥が早く効果はあるけど効果が短くなるようですのでファイルのままつけることが正式です。
メーカー公式サイトにも記載があります。
フィルムを破いたルアーは使えません
後はシート上側の部分をドーム型にして端の部分にひっかけて出来上がりです。
上の穴の開いた部分に画鋲などで壁に刺して止めるか
または
そのままテーブルなどの台に平らに置くなどします。
設置場所はシバンムシが多く発生する高さ1.5mほどの高さの場所
※説明書にも高さの指定があります。
実際に色々な高さに設置しましたが1m以下の高さが一番良かったようです。
あまり高いと獲れ高は少なくなりました。
シバンムシの飛翔能力が弱いのでそれぐらいが一番妥当なのではないでしょうか?
構造的には上にも下にも粘着シートがあるので誘引剤に誘われて飛んできた雄雌のシバンムシがドームの中に入ると上でも下でもとらえる仕組みになっています。
【実録】シバンムシ捕獲シート「 ニューセリコ」捕獲効果
※2022年にリニューアルして最新版は2種類の誘引剤を混ぜて1つにしているようです。
※私はラップを外してしまいましたが、ルアーはラップしたまま張り付けてください。
Amazonのレビューや口コミにもあるように誘引剤をセットしたとたんに!
シバンムシがどこからともなく飛んでやってきました。
驚きです。
シバンムシにしか分からない匂いフェロモンなのでしょうね。
ゾロゾロと飛来してきます。
驚く効果です。
タバコシバンムシ誘引捕獲「 ニューセリコ」の一番の効果は誘引剤によるものが絶大です。
1匹捕まると次々とやってきます。
一晩置いてみると数十匹捕獲できていました。
粘着している大半の場所は下の部分でドーム型の天井側には数匹のみでした。
私の個人的感想ですが
飛来したとしてもドーム型の上側につく確率は低いので屋根は作らずに、そのまま平面の粘着シートの方が捕獲される確率が高いように思えました。
また
専用シートには説明通りで集まるのはシバンムシ1種でコバエなどは一切かかりませんでした。
シバンムシ捕獲シート「 ニューセリコ」の口コミ
ニューセリコを利用した人たちの口コミを拾ってみました。
全体の評価では効果は確実にあるようです。
良かった口コミ
- 良く取れるが目立つのが難点
- 発生場所が見つからなかったが数か所に置いて退治出来た
悪かった口コミ
- バルサンを使いたくなく効果はあるが高すぎる
シバンムシ捕獲シート「 ニューセリコ」のメリットとデメリット
シバンムシの専門の駆除剤を使用して感じたメリットとデメリットをご紹介したいと思います、
メリット
- シバンムシが集まる
とにかくシバンムシが集まります。メリットはこれにつきます。ハエ取りシートなどをぶら下げたり、1匹づつ退治したりしてもきりがありません。そして根源を見つけようとしても中々見つからない。 しかし、このニューセリコにある2種類の誘引固形剤が強力です。とにかくどこからともなくジバンンムシが集まります - 手を汚さないで処分できる
ドーム型にセットするので虫を直接みることもすることもなく処分できます。
デメリット
- 吸着力の弱さ
Amazonなどのレビューにあるようにシートの粘着が弱いです。飛び込んできたシバンムシがのそのそと歩き回り逃げて行ってしまうことも度々ありました。見ている限りでも数匹は粘着しないで逃げていきました。真ん中の粘着シートよりシートの端側の粘着部分が雑になっている部分で引っかかっていることが多かったように思います
- 値段が高い
1枚が1000円程になる高級害虫吸着材です。もう少し安価であればよいかと思いますが・・・ - シバンムシのみ対象
退治ができる害虫がシバンムシのみということです。コバエなども一緒に吸着できれば最高ですがシバンムシのみということで逆にいいのかもしれません。なかでもタバコシバンンムシにしか効果が無いとレビューしている人もいますので他の種類では効果が無いのかもしれませんので要注意ですね。
ちなみにシバンムシも獲れて他の害虫も獲れると人気だったのが光で誘き寄せる吸光捕獲器でした。↓
【裏技】シバンムシ捕獲の3つの方法
色々と試行錯誤した中で培ったシバンムシの捕獲の裏技テクなものみつけました。
- ハエ取り紙とのダブル設置
- ハエ取り紙に誘引剤を貼付
- 誘引剤の空袋の再活用
1つは
ハエ取り紙とでダブル捕獲
専用シートは粘着力が弱いのでAmazonのレビューにもあったハエ取り紙とのダブル捕獲です。
今回は昔ながらのハエ取りシートではなく100円ショップで売っている片面だけのハエ取シートを兼用しています。
以下はダイソーのハエ取りシートです。効果はありました。
このシートの良い点は裏側に粘着シートがなく専用シートと同様に壁側にぴったりと貼り付けることができることです。
特に専用シートの両側に貼り付けることで飛来して横のハエ取りシートに着地すると一触で粘着確保されます。
2つ目は
ハエ取り紙に誘引剤
粘着力が強いハエ取り紙に誘引剤を直接貼り付けることです。
専用シートの粘着力が無い弱点が一気に克服できる方法です。
また誘引剤をハサミで半分にして2つのシートを設置することもできます。
3つ目は先にも述べてましたが
誘引剤の空袋の活用
誘引剤が入っていた丸い空袋にもフェロモンの匂いが吸着していますので、それなりにシバンムシが寄ってきます。
それを使ってハエ取り紙につけておびき寄せて捕獲するというものです。試してみたら効果がありました。ただし本体よりも威力は低く継続力も弱いですが勿体ないのでやってみて損は無いと思います。
Amazonで購入した人も
というようなコメントもありますので私が試したのも再確認できました。
後は誘き寄せられたシバンムシが粘着すれば、粘着したシバンムシが誘引する容認になってネズミ算式に次から次と捕獲されていきます。
出来たら誘引剤だけ安価に購入出来れば本当にいいのですが・・・
【まとめ】シバンムシ捕獲シートは高いけど効果は抜群!
手順としては以下の通り
- シートを取り出しシートをはがす
- 誘引剤2種類を最後まで取り出す。袋→本体
- 2種類を同じシートに張り付ける
- 高さは1m前後。あまり高い場所に取り付けない
- 場所はよく見かける場所に取り付ける
- かかりが悪ければ場所を移動する
他では
- 空袋も有効活用する
- ハエ取り紙の併用をする
など色々と工夫してみてください。
1番大切なのは誘引剤の有効活用することですね
- ハエ取りシートと兼用する
- 専用シートを使用せず誘引剤をハエ取りシートに貼り付ける
今回はシバンムシの専用の捕獲シートの実力が分かる結果となりました。
欲を言えば粘着シートは要らないので誘引剤のみを販売してもらえれば最高ですね。
その誘引剤を別で買ってきたハエ取りシートに貼って置けば最高のシバンムシ捕獲シートが簡単にできあがります。
専用シートは2枚で2000円ほどで費用の高さがデメリットになっています。
メーカーさんに要望ですが誘引剤のみ購入はできませんでしょうか?
お願いいたします。(笑)
また粘着力の弱さがネックです。
この吸着の部分が改善されれば多分3倍以上の捕獲が可能だと思います。
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