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ある出来事から家庭のある築30年以上の木造2階建ての自宅の2階の屋根裏にコウモリが住み着いていることを知ることになりました。↓
まさか自分の自宅に・・・と思てましたが都会でも夏の夕方になるとパタパタと飛び跳ねるコウモリの飛翔を良く見かけていましたので、必ずどこかの家の隙間にすんでいるのでしょうね。
まあ人に危害はないからと、そのまま放置してましたが数が増えてきてネットで色々調べてみると糞が積もってバイ菌の繁殖などの懸念もあると知りました。
コウモリは鳥獣保護管理法という法律で捕獲や殺傷は禁じられている野生動物なので駆除といっても追い出すしか方法がありません。
専門業者に依頼すると数万円から数十万円となるので家庭内で、自力でのコウモリ駆除に立ち上がりました。
- 家庭で自力でコウモリが駆除できる?
- 自力でコウモリ駆除に失敗した方法とは?
- 自力でコウモリ駆除に成功した方法とは?
- 自力でコウモリ駆除した総費用はいくら?
家庭内に潜りこんだコウモリを自宅から自分で自力で追い出して駆除できた顛末記です。
家庭でできたコウモリ駆除の費用は?意外に安く済みました。
それから試行錯誤しながら色々とコウモリ駆除を自分で試しました。
色々とコウモリ駆除に使用したグッツなどを自力で「効果があった」「効果が無かった」を含めて紹介します。
業者に頼んだ場合の実際の費用相場は?↓
コウモリ駆除を自分でして失敗した3つの出来事
ネットで色々調べてみるとスプレーから超音波などの対策なども沢山あるようでした。
近くのホームセンターでコウモリと書いてある商品を買い込んで試してみました。
屋根裏に潜って音を出した
そこで棒などで梁などを叩いたりラジオを大音量でかけたりしましたが外で見張っていた家人に聞くとウンともスンともいわないということで諦めました。
コウモリ駆除のスプレーを撒いてみた。
相当な近距離でないと効果が無いことがわかりました。臭いもあるので諦めました。
※今から考えれば家から出る場所が分かっていたのでそこでスプレーすればよかったかもしれませんが素人で昇れるような場所でなかったので屋根裏からしました。
コウモリが嫌いな匂いの忌避の固定剤を設置
これが参ったのですが、回収もできずそのまま放置だったので天井からプーンときつめの匂いが漂って閉口しました。
やるもんではありませんね。
番外編:やらなかった2つの駆除方法
煙や超音波でコウモリを追い出すという案もよく聞きました。
でも実際は
害虫駆除の噴霧器のバルサンやネズミやゴキブリなどの嫌な超音波を出す機械などを利用しても効果はさほど良くはないという口コミをみかけます。
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害虫駆除の殺虫剤の噴霧器「バルサン」
バルサンなども焚いてコウモリを追い出そうとしましたが思いましたが煙等が部屋に充満し匂いも残りそうだったので辞めました。
超音波での害獣駆除
実際に色々調べましたら超音波で同じようなことをしても効果が無かったという口コミが多数ありましたのでやめました。
最終手段でしたことが単純でしたが一番効果があり成功しましたので紹介します。
コウモリ駆除を自分だけで成功した方法
それは単純に
たったそれだけで駆除といより追い出しができました。
強制的にスプレーなどで駆除したのではなくて夕方にコウモリが全て飛翔して屋根裏から出て行った後にコウモリが出入りする隙間・穴を塞いだだけです。
先に昼間に追い出そうと忌避剤(きひざい)を使ってみたり音を出したりしましたが一向に効き目が無くて無理やりに追い出すのでなく発想の転換で、コウモリが出て行った後に隙間を塞げばいいと思ったからです。
もし万が一に隙間が多数あった場合はそれを繰り返せばいいと覚悟を決めて取り組んだところ一発でコウモリの追い出しに成功しました。
ただ結局はどこかの人家の隙間に移住するだけなので他の方にご迷惑おかけすることになってしまうので恐縮していますが・・・
それでは具体的にどんな手順でどんな用具を使ったか説明していきます。
自力でしたコウモリ駆除の方法と手順
- コウモリが飛出す出入りしている隙間の場所の確認
- 夕方に出てきたコウモリの数を数日間で間違いなく数え把握する
- 全てのコウモリが飛び出した後に隙間を閉じる
コウモリ専門業者を斡旋している「コウモリ駆除navi」のQ&Aにも記載されていました。
コウモリが嫌がる匂いの薬や超音波などは効果が薄いようです。更に記載されている内容にコウモリ駆除の1番の方法は「コウモリを追い出して侵入経路を塞ぐこと」だと明言しているので間違いないですね。
コウモリの侵入経路を塞ぐのに使ったのはエアコン用のパテを利用しました。
なぜなら
固まらないパテなのでやり直しもできるし屋根下の際で雨がかからないのですが防水効果もあるので良いかと思いました。
業者の人は本格的なシーリングや金網などを利用して完全に塞いでいるようですね。
自分でしたコウモリ駆除の当日の様子
※イメージ図
事前にコウモリの生息数の確認作業をして最終的にはコウモリの数を毎夕に数えて12羽が生息していることを確認。
コウモリ駆除(※駆除というより追い出し)の決行の日はある夏の晴天の夕方です。
夏の5時ごろ未だ周りは明るい状態でした。
事前にコウモリの数を数えていましたので全ての12匹のコウモリが外に飛び出したのを確認。
遠目では隙間などはないように見えます。
そこで
私は近所のホームセンターでパテと足袋を買ってきました。
足袋を履いて以前仕事で使っていた安全ベルトを腰につけて命綱のロープをベランダの柵に固定ししました。
残ったコウモリ駆除のスプレーと忌避固定剤とエアコン用のパテを持って2階のベランダから屋根に上りました。
コウモリの出入りしている箇所は2階の屋根の丁度三角の頂点の下のヘリでした。
コウモリが飛び出ていた穴?というより隙間は数センチほど。
本当に狭い隙間で外から見ても分からない位の隙間でした。
コウモリが侵入できる隙間の幅は幅1cm強(親指が入る位の穴)ほど。
驚きの狭さ小ささです。
恐るべしコウモリ。これじゃコンクリートで固めた家屋でなければどこにでも住むでしまう訳です。
納得すると同時に驚きました。
YouTubeにもコウモリが隙間から出てくる模様の動画がたくさんあります。
本当に同じような数センチの隙間から多くが出入りしますね。
とにかく驚きです。
隙間をエアコン用のパテで塞いで残っていたコウモリ駆除スプレーを周りに散布して忌避固定剤を置いておきました。
隙間を塞いでからなんと!
翌日からコウモリの姿を見なくなりました。
当然と言ったら当然ですが夕方飛び立ったら帰る隙間がないのですから戻れませんよね。
他の家?に移動したのでしょうか。
移動した先の軒下の他人の家には本当に申し訳ありません。
これで
1ケ月ほどの自分とコウモリの夏の戦いが終わりました。
だた
屋根裏が断熱材が隙間なく覆われているので屋素人では入れないのでそのままです。
今思えばまずかったか・・・と思うこの頃です。
入ることができなくて屋根裏側からのコウモリの営巣していた場所の清掃や消毒はしないままに終わりました。
コウモリ駆除を自力でした総費用・料金は?
一人で行った自宅のコウモリ駆除は意外にお金はかかりませんでした。
1万円もかからなかったです。
総費用は9820円でした。
本当に原始的な「穴をふさぐ」のみだったからでした。
なお、失敗した商品(忌避剤など)の購入金額などの費用は省きました。
1階にコウモリの出入りしている穴があれば
命綱なども必要ないので
2000円ほどで
格安で済ませることができますね。
今回の家庭でした自己コウモリ駆除の作業は主に2点
- 穴の確認をして屋根に上り
- 穴をふさぎスプレーを撒く
以上から、
実際にコウモリ駆除に使用してかかった費用を表にまとめてみました。
商品名 | 金額(円) |
命綱 | 5980円 |
足袋 | 1980円 |
エアコン用パテ | 880円 |
コウモリ駆除剤 | 980円 |
合計 | 9820円 |
費用には含めてませんが自宅のタオルを使用しました。
タオルで作業中は口を覆っていました。
目については眼鏡を普段から使用しているので特に防護はしませんでした。
全て近くのホームセンターで購入できました。
命綱
以前工事をしていた時に購入していた命綱があったので万が一の時に備えて手すりなどにロックして転落しても途中で体を保持されるもを使用しました。
素人の人は命綱無しで屋根の塗装などをしている姿を見ていますがやめましょう。
工事作業時にそれほども高くない場所から転落して大けがや死亡している事例をみてきたので注意すべきだと思っています。
※もっと言えばヘルメットなどの着用もお勧めします。
同じものではないですが、Amazonなどでも4000円ほどで本格的な工事で使用している命綱も販売しています。
屋根に登るのに今回は2階のベランダから登ったので、足袋を履いて念のためのベランダの手すりに命綱を繋いで登りました。
足袋
屋根の瓦の上の作業になるので滑り止めが付いた工事現場の作業員が使用する足袋を使いました。
足袋なども工事用の滑り止めがついたものがホームセンターで売っています。
Amazonでも2000円ほどで販売されています。
屋根から転落して死亡することもあるので本当に素人は安易にしないようにお願いします。
もしコウモリの出入りする隙間が床下や1階の雨戸や屋根下などであれば直接や梯子などで対応できれば費用はかかりませんね。
穴を塞ぐパテ
私は柔らかく固まらない防水のエアコンなどの壁穴を埋めるパテを利用しました。
Amazonでも同じものが販売されて価格は800円ほど
穴を塞いだのは雨にも強く固まらないで取り出せるパテを利用しました。
粘土のようで何度も形も変えることもできて素手で取り扱えるので良かったです。
【特長】ねんど状で形も整え易く取付、取替えも簡単にできます。
●しっくい、モルタル、コンクリート、木、金属など各種材料に良く付着します。
●穴うめ、シールしてからもかたまらず柔軟性を保ちます。
●難燃性(自己消化性)で毒性のないパテです。
●水に溶けません。
【用途】直径3cm棒状で約40cm使用できます。(使用目安)
●エアコンの配管取付部と壁面とのすきまシールに。
●流し台、洗面台の配管、配水管の取付部と壁面や床面とのすきまシールに。
●洗濯機の配水管と排水溝のすきまシールに。
●モルタル、コンクリートなどの壁面の穴うめに。
コウモリ駆除剤
一度押入れの屋根裏からスプレーしたものを兼用しました。
真近で噴霧しないと効果がありません。
Amazonや楽天でも1本1000円ほどで販売されています。
最後の仕上げでは、付近にコウモリが戻ってきても近づかないように穴を塞いだ後に周りに吹き付けておきました。
ハッカ臭です。
不快臭ではありませんが、匂いが強いため、他の物へのニオイ移りや、大量の使用はご注意ください。
また、使用時はマスクを着用ください。服装も、汚れもてもよい服を着用ください。
【追い出し・忌避】
(1)屋根裏などコウモリが生息する場所に1平米当たり2~3秒の割合で噴霧してください。
(2)コウモリを追い出す際、スプレーを嫌がってコウモリが出ていくのを家の外から確認します。
※ 追い出した後は、その穴やコウモリの出入口となっている部分を金網や板などでを防ぐことをおすすめします。効果がなくなった頃に再び戻ってくる場合があります。
【予防】
(1)コウモリの侵入を防ぎたい場所にはあらかじめ1平米あたり2~3秒の割合で噴霧してください。
有効成分が天然ハッカ油なので周りにも安心安全ですが相当の刺激臭なので扱いには注意してください。特に風向きには注意が必要です。向きが悪いとモロに直撃します。
※後から気が付いたことなのですが、穴を塞ぐ前に最初に穴に向かって噴霧することお勧めします。もしかしたら残っているコウモリがいるかもしれないからです。
後からyoutubeなどで見ると昼間でもコウモリが住んでいる隙間にスプレーを撒くと逃げ出すことが分かりました。
手袋や防護マスク
駆除剤や汚れ、目や口に異物が入るなど気になる方は
ビニール手袋や防護マスクもつけた方がよいかもしれません。
私の場合はタオルを首に巻いて、作業するときには口を覆って作業しました。
作業はそのまま素手で行いました。(笑)
【裏技】コウモリ駆除を自分でする時のポイント
私がコウモリ駆除の追い出しに成功した1番のポイントはたまたまコウモリの侵入経路を目視で確認できたからです。
コウモリの侵入経路を遮断しなければコウモリ駆除は成功できません。
しかし素人には
- 一体どこにコウモリが巣くっていているのか?
- どこから出入りしているか?
- どれだけ隙間や穴があるのか?
- どれだけ生息してるのか?
なかなか見つけることがなかなかできません。
コウモリの生息場所と出入りしている経路を発見できれば後は簡単あとは追い出しと防御をするだけです。
そこで、あまり大きな声ではお勧めできませんが
自分でコウモリ駆除をする段取りの裏技として別の記事でも紹介していますが「専門の害獣駆除の業者さんに見積もり」を依頼することです。↓
業者さんは見積をするにあたって
- コウモリの生息規模
- コウモリの侵入経路
- コウモリ駆除の作業内容
を教えてくれます。
そこで素人でもコウモリ駆除の規模や生息場所や侵入経路を確認することができます。
もし確認できた内容が自分でも対応できるようであれば作業申し込みをキャンセルをして自分でコウモリ駆除にチャレンジすることができます。
※ここで注意しなければならないのは、無料見積もりの有無です。見積だけで作業をしないキャンセルでも出張費を請求する業者もいますので事前の確認が必要になります。
ただ高所の場合は梯子でも届かない場所も多いです。
後でも記述していますが
追い出し作業後の清掃や消毒
といった作業ができるか?できないか?などの条件のこともあります。
私はたまたま高所が怖くなく安全帯や命綱なども使用ししていたので屋根に登れました。
ただ経験がない方は転倒などでケガや最悪死亡する恐れもありますので気軽に高所作業をすることはお勧めできません。
【まとめ】コウモリ駆除を自分でする為の2つの条件
先にお伝えしたいのが、お勧めしない条件で「高所での作業」です。
素人がヘルメットや命綱なしで作業して大怪我することがありますのでリスクが高すぎますので普通の人が高所でもコウモリの駆除をするのはお勧めできません。
自分でコウモリ駆除ができるお勧めの条件としては2つ
- 自分でコウモリが出入りしている隙間を見つけられればお勧め
- 隙間が1階にあればお勧め
コウモリの住処の箇所を見つける
自宅周辺や自宅の中でコウモリを見つけた場合は高い確率で自宅にコウモリが棲んでいると思います。
夕方コウモリが飛翔する時間帯の前に自宅周辺を見渡してみましょう。
私は自分の家にまさか住んでいるとは思いもよりませんでした。
コウモリが住んでいる箇所がわからなければ駆除ができません。
コウモリの出入り口が1階
今回は家庭で自分で駆除するコウモリでしたが、なかなかハードルは高いです。
- 高所での作業は危険(※素人の方はやめましょう)
- 屋根裏での清掃・消毒作業は手間
これが老人だけの家や女子だけの家などでは自分で駆除するのは難しいですね。
コウモリが住み着いているのが1階の壁面や雨戸なら簡単ですが2階屋根や屋根裏の清掃となると素人ではなかなかできません。
今回も自分でしたコウモリ駆除は追い出しは成功しましたが屋根裏の清掃消毒まではできませんでした。
私の家の屋根裏は多分コウモリの糞などは放置されたまま・・
実はコウモリ駆除のお勧めの時期は冬は冬眠中。
夏は子育て中なので春と秋といわれているのも後から知りました。
夏に出産して子育てするコウモリの子供は巣穴にいたままだと後から知りました。
つまりコウモリの子供がいた場合は逆に外にでれなくて餓死している可能性が高いです・・!
コウモリの糞と死骸はそのまま!!!糞だらけかもしれない恐ろしい・・・
コウモリの追い出しと巣穴を塞いだ後は
屋根裏などに潜って糞や死骸などの清掃や殺菌が必要になってきますね。
完全に駆除そして清掃殺菌までするには後々のことを考えれば高くてもコウモリ駆除の専門業者などに依頼するのもありだと思えました。
私が良く利用している町の便利屋さんなどを頼むのは
CMでもおなじみのくらしのマーケット↓さんですが、害獣駆除もやっています。
今回は私は自分でコウモリを駆除しましたが、近くの業者でレビューも見れるので安心して依頼をできると思います。
2023年9月5日 までアプリ限定で最大2500円分クーポン配布中です。
- くらしのマーケット:コウモリ駆除
- 1か所追い出し 1~3万円
- 1か所防御 6000円前後
コウモリ駆除の専門業者は何十件と経験を積んで的確な処理をしてくれるので安心感もありますね。↓
自宅に住み着いたコウモリを発見した経緯↓