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タケモトピアノのCMが最近多く見かけるようになりました。それも夜8時とかのゴールデンタイムの時間帯に地方だけでなく都市でのテレビCMで起用されています。
以前話題になったのは「帰れマンデー見っけ隊!! 3時間スペシャル」放送後15分ほどの間に、タケモトピアノのCMが10回くらい流れたことですね。
ある番組でマツコ・デラックスさんが言ってました。
「タケモトピアノさんは凄いんだから、CMで困った時のタケモトピアノさんがスポンサーで出してくれるんだから」と・・
それで「あーCMが無い時期の世の中が不景気でスポンサーがつかない時にタケモトピアノのCMが多いんだ」と個人で納得していました。
実際に近年は円安でどこの企業も不景気気味で経費削減で一番先に経費を削られるのが拡販効果を良くするための宣伝部門なのかと・・・
実際にタケモトピアノさんのCMと不況との関係やスポンサー契約などを探ってみました。
タケモトピアノCMが多い理由|スポンサー契約にあり
世の中が不景気になり大手スポンサーがCMから撤退もしくは削減されると不思議な傾向がでてきます。
不景気だとCMの中で公共広告機構(AC)やタケモトピアノのCMが増えるという現象です。
- 広告枠→空き無し→好景気→大手スポンサーCM
- 広告枠→空きあり→不景気→ACやタケモトピアノCM
不況になるとタケモトピアノのCMが増加する理由はCMの契約形態にありました。
テレビCMには2種類のCMがありタイムCMとスポットCMです。
タイムCMとは
スポンサー(広告主)が時間帯や曜日指定してTV番組を提供して放映するCM。番組CMとも呼ばれる。最短30秒
一方で
スポットCMとは
フリースポットCMとは
そのフリースポットCM契約をしているのが公共広告機構(AC)やタケモトピアノさんだということです。
不景気→大手スポンサー撤退→CM枠空き→フリースポットCM投入
つまり、大手スポンサーが撤退してCM枠が埋まらなくなったところにフリースポットCMを投入される仕組みになっているということですね。
ACジャパンのCMが増えてる。企業のCM減ったのかな?景気が良いとは言えないからかな…
— MIDORI SATO (@Sumolin) July 12, 2022
ちなみに他のフリースポットCM契約している会社ではハウス食品(バーモンドカレーなど)や興和新薬(キャベジンやウナコーワなど)などもあります。
公共広告機構(AC)は大企業が会員になってもちろん全てのTV局が加盟している団体ですからいつでも?投入できるのかもしれませんね。
マツコ・デラックスさんが言っていたのは間違いなかったようですが、TV局が頼むのでなく契約に基づいてCMが投入されているようですね。
関西のABC(テレ朝系列)、22時前後やたらタケモトピアノのCMループしてたらしくトレンド入り。これや興和、ハウス食品等はフリースポット契約で深夜にループするのは常だけどこの時間帯は普段そこまでは頻繁でない。よほど広告出稿が減ってるのかな。
— 水鵬 (@suihou) June 8, 2020
タケモトピアノの2回連続放映のループは宣伝効果を狙っているとばかり思ってましたがまさかのCM枠空きだからとは思いもよりませんでした。(笑)
もちろん、宣伝効果もあるのでしょうが↓
テレビCMの料金とタケモトピアノCMの料金は?
テレビの15秒1回のCMの料金の目安は
- 大手TV局 40~80万円程
- 地方TV局 3~15万円程
この料金に視聴率やCMの種類(タイムかスポット)などの条件が加わって料金の変動があるそうです。
また、それとは別にCM作成費は数十万から数百万までと結構かかります。
景気が悪くなり、広告枠が空きありのスポットCMなどのスポンサーがつかない場合にはフリースポットCMが挿入されます。
つまり、いつでもCMを流せる状態にしておかなければならないためにもタケモトピアノさんのCMは作成費用などは一切不要で昔のCMを流し続けることで経費も抑えられているということになりますね。
タイムCMと比べても1本当たりの価格も格安となるそうです。
それでも全国放送で放映されるとなると相当の金額のような気もしますが年契約なのでしょうね。
実際に年商50億円のタケモトピアノさんがフリースポットCMを契約ししているとしたら何十億円という経費は掛けられないはずでしょうからCMに何億も払えないと思われます。
が、年間CM契約料金の情報は具体的にはわかりませんでした。
大手のトヨタなどは何億円と広告費はでしているのではないかと思います。
タケモトピアノさんが出稿しているフリースポットCMは破格の広告費で契約していると思われますがフリースポットCMの年間契約は凡そ1億円などでは?その辺はわかりませんでした。
まとめ
報ステを久々に観たらタケモトピアノのCMが流れてたので、企業の出稿が減ってきたんだな、と。不景気がひしひしと、って感じなのかな。
— Noshi (@Yosh_ncon) June 27, 2022
不景気→スポンサーが減る→CM枠が空く→フリースポットCMが増える→タケモトピアノのCMが増える
確かに景気の良いときはタケモトピアノさんのCMは午前の時間帯や深夜の時間帯にタケモトピアノのCMが流れていて日頃は目につかないCMだったように感じます。
マツコデラックスさんの話の信憑性もあり、間違いなくタケモトピアノさんはCM枠が空いたときにテレビ局側がCMをだすフリースポット契約だというのがよく理解できました。