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子供の頃は科学と学習の付録に夢中になったものだ。
今の様な遊び道具も少なかった当時におもちゃの様なカメラでも顕微鏡だったとしても夢のように夢中で観察や実験をしたものだった。
そんな中の付録の一つに「おばけエビ」といわれる不思議な飼育セットがあった。
乾燥して死んでいるような卵を水に入れると不思議なことに小さなカブトガニのようなエビが誕生するものだった。
今では科学と学研は廃刊になってしまったが、他でカブトエビは購入できます。
科学の付録になった経緯と今でもカブトエビが購入できるサイトをご案内します。
学研 科学の付録だった「カブトエビ」
生物シリーズの中で孵化させる実験では
、魚の餌として使用されていたブラインシュリンプを
「小エビ」「おばけえび」という名前で付録化してしていました。
また、
和54年の2年生「池や小川の生物」の教科書に合わせた「カブトエビ飼育セット」が付録になりました。
そして、
それ以来「2年の科学」毎年夏の付録にカブトエビ飼育セットが定番化しました。
学研 科学の付録だったカブトエビの特徴は?
エビでない淡水性の原始的な背甲目・カブトエビ科の小型甲殻類。
体長は2センチほどの小さなカブトガニに似ている生き物です。
日本では初夏に向けて水田などに大量発生します。
そして夏の1・2ヶ月で短い一生を終えます。
つまり一年のほどんどを卵の状態で過ごします。
稲が実り水が枯れても土中の卵がまた初夏に孵化する耐久卵で乾燥に強く水が少なくても生き永らえます。
食べ物は雑食性で動植物の死がいや小型藻類、プランクトン。
主に田んぼに住んでいて、稲の雑草の駆除として人工的に散布されている場所もあります。
「田の草取り虫」とも言われて田んぼは無農薬農法でカブトエビ農法とも呼ばれています。
絶悦危惧種の瀬戸内海に住む海のカブトガニと形状が似ているので仲間と間違われますが、カブトガニはクモに近く、カブトエビはカニやエビの甲殻類の仲間で違う種類です。
一番の特徴はカブトガニと同じ古生代から形状を変えないで生き続けた生きた化石といわれるものです。
具体的にはカブトエビは甲殻類の中でも古い形質(ノープリウス眼という3つ目)を残している生物といわれています。
日本には3種類のカブトエビが住んでいます。
在来種アジアカブトエビ(鳥取、近畿地方)以外は外来種になります。
アメリカカブトエビ(関東以西)
ヨーロッパカブトエビ(山形県、長野県)
実は田んぼで今でもみられるのは外来種だったんですね。
学研の付録だったカブトエビを購入する方法
今は学研の科学は廃刊になっていますが、カブトエビ自体は現在も無農薬農法で田んぼに使用されていたりしていますので入手は簡単に出来ます。
皆さんがよく利用されているこのカブトガニの卵は乾燥に強いためAmazonや楽天市場で購入できます。
カブトエビは田んぼの雑草の駆除にりようされていますが、ここで販売しているのは子供たちの自由研究のための飼育キットになっています。
「生きた化石」と言われているカブトエビを飼育できるキット。卵を水に入れると1~5日でフ化し、どんどん成長します。 約1ヶ月で3cmほど成長します。自由研究や理科の家庭学習に最適です。カブトエビの成長を楽しみながら飼育しましょう! セット内容 :カブトエビの卵/カブトエビの栄養/カブトエビのエサ/水そう/説明書/チューブボトル/レンズ定規
【まとめ】学研の付録だったカブトエビは今でも買える
昔の田んぼにはミジンコが一杯でドジョウやオタマジャクシ、アメンボ、ゲンゴロウ、ヤゴ・タニシ・ヒル・・・もちろん。カブトエビも沢山の生き物がいましたが今はほぼみかけません。
当時の面影を見るには人工的につくるしかありません。
ただ、学研の科学実験付録はもう手には入りませんが、よいものは引き継がれて今も会社は違えど「カブトエビ」の飼育セットは健在です。
もしよければ、子どもさんの夏休みの課題などにご利用されてはいかがでしょうか?
他にも乾燥卵から孵化するプランクトンで熱帯魚などの魚の餌として普通に販売されているものもあります。
ブラインシュリンプと言って確か科学と学習の付録などにもあったような気がします。