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ガスコンロを交換する時やなど自分でガスホースを交換するにあたって、知っておかなければならない注意すべき3点があります。
- ガスホースの種類
- ガスホースの取りつけ口のタイプ
- ガスホースの適切な長さ
これらの3点の注意点を具体的に順に説明していきます。
ガスホースの交換すべき条件やタイミングは下記の記事に掲載しています。
注意1:ガスホースの種類は2つ「薄いピンク色」「オレンジ」
意外とガスコンロのホースや裏側を見る機会はないと思いますが、ガスホースには2種類あります。
- 都市ガスは薄いピンク色
- プロパンガスはオレンジ色
交換する前に、ガスコンロの裏側を覗いて、色を確認してみてください。
ガスコンロ裏側に記載があります。
- 「12A」「13A」と記載されている場合は都市ガス
- 「LPG」と記載があればプロパンガス
となります。
その他での確認は
火災報知機で区別することができます。
- 都市ガスは空気より軽いのでガスコンロ上部の天井側につけられています。
- プロパンガスは空気より重いのでガスコンロのキッチン下の床側に取り付けられています。
確認してみてください。
またガス漏れの時に無味無臭だと危険なため、無臭のガスにあえて臭くツーンとする匂いをつけています。
ご自分で店舗やネットで購入する場合は、
都市ガス用(薄いピンク色)プロパンガス用(オレンジ)を間違わないようにご購入ください。
【都市ガスとプロパンガスの見分け方】
ガスコンロ記載の記号を確認する
ガス報知機の位置を確認する
ゴムホース内径は2サイズ
ガスホースは
内径9.5mm
と
内径13mm
の2つのサイズがあります。
一般的なのは
家庭用のガスコンロに利用されているのは内径9.5mmのガスホースです。
内径13mmのガスホースは、業務用などガス消費量の多い器具で使います。
注意2:ガスの元栓は2種類
ガスコンロに取り付けるガスの元栓(ガス栓)の形状は基本的に2種類です。
- 赤のホースエンド型(丸みがある)
- 黒のコンセント型(丸みが無い)
「ホースエンド型」
「コンセント型」
今では一般的になったカチッとガスコードを簡単に取り付けできるタイプです。
カスの元栓に下記のような器具用のスリムプラグが既に取りつけされてものもあります。
元栓はホースエンド型とは違って平らです。
以上2種類があります。
赤がホースエンド型、黒がコンセント型となります。
既存のホース交換する方法
スマホなどで写真を撮るか、ガスの元栓を閉じて、ホースを取り外して店舗で現物と見比べながら、または店員さんに渡して同じものを購入されるのをお勧めします。
ガス管ソケットでホースをつなげます。
両端にソケットがついている既存品を購入してカッチと取り付けるか、
ソケット部分だけを購入してゴムホース両端に取り付けて取り付けるかです。
ソケット付きガスホース
ガス管ソケットのみ
交換される場合は既に既存のホースがついているので形状を確認できます。
新居に引っ越してきた方などは、コンセント型にそのままガスホースを取り付けてしまう場合に火災などの事故が発生しまう危険があるので十分に注意してください。
注意3:ガスホースの長さ|適切な長さに調整
上の写真は3mの都市ガスコードですけれども、ガスコンロで使用するガスホースの長さは大半は1mもしくはその半分の0.5mです。
なぜなら、コンロ脇にガスの元栓が設置されているからです。
市販されているガスホースの長さは主に
0.5m、1m、2m、3m等の長さが様々あります。
どのくらいの長さのガスホースにしたらいいかは、
購入前に大体の長さを測るか、ガスの元栓を閉めてそのままガスコードを取り外して購入されるのがお勧めです。
但し
新しいガスコンロを購入した場合はガスの接続口とガス栓の距離が違ったりしますので大よその長さを測定してから購入しましょう。
大体のガスホースの長さは0.5mで大丈夫なことが多いはずです。
今回も自分で交換したホースも50cmで間に合いました。
ここで長さ調整の注意点です。
そのまま取り付けてもいいのですが、余計な曲がりなどホース自体にストレスをあたえる格好になった場合には長さ調整が必要になります。
- 無理な曲がり
- ねじれた状態
- コンロの下を通す
- コンロに接触している
上記の場合は長さを短くしなけれななりません。
その場合は普通のハサミやカッターで切れます。
ガスホースを丁度よい長さ(ピンと張るようなギリギリな状態でなくて、少しホースがゆったりする余裕をもたせて)切りましょう。
ガスホース交換の手順方法:ガスホースの外し方・取り付け方
実際にどのような手順でガスホースだけを交換すればいいのか順にご説明しましょう。
ガスホースには種類があり、取りつけ口にも種類があります。
また長さを適度にすることと最後に確実にとりつけること。
購入するガスホースには説明書が添付されていますので、説明書にそって間違いなく取り付け作業をしましょう。
一番の問題はガス漏れです。
しっかりとガス漏れがないかを確認して終了です。
それを防ぐには新しい耐性がある適正なホースと的確な取り付けが肝心です。
ご自身でガスホースを交換する場合は自己責任において取りつけになります。
心配な場合は、ガス会社に電話してお金はかかりますが、取り付け確認の作業を依頼しましょう。
1・ホースの形状確認
1:都市ガスか?プロパンガスか?の確認
- 都市ガス→薄いピンク色
- プロパンガス→オレンジ色
- 都市ガス→「12A」「13A」
- プロパンガス→「LPG」
- 都市ガス→天井
- プロパンガス→床
2:ガス栓の形状確認
- 赤のホースエンド型
- 黒のコンセント型
3:長さを確認
- 長さ確認して余裕がある長さで購入
- 余分な部分・長さは切り取る
2・ガス用ホースを購入
一番よい方法は外したゴムを持ち込む。又はスマホなどで写真を撮って直接お店に行って店員さんに聞いて購入するのが間違いはないですね。
また近所にホームセンターなどが無い場合はネットで購入もできます。
3・ガスホースの取り外し方
手順は簡単で
- ガスの元栓を閉じる
- バンドを外す
- ホースを引っ張って抜く(軍手やゴム手袋を使用)
これだけですが、ソケット型のホース口であれば簡単に取り外し出来ますが、ガスホースが直接繋がっているホースエンド型の場合長く使用しているとゴムが硬くなり、ぴったと張り付いているので手では中々外すことができません。
ガスホースが簡単に抜けない場合は以下の方法で抜きます。
ガスホースが抜けない時の3つの方法
身近な工具のペンチやカッターを利用できます。
但し、注意しなければならないのは取り付け口を傷つけないようにすることが大事です。
- ペンチなどで切る
- 専門工具を使用する
- 業者に依頼する
普通はゴム手袋でつかみながら左右または回しながら捩じりながらゴムホースを外します。それでも外せない場合はカッターなどではなくペンチで少しづつ切れ込みを入れて外してみましょう。
ペンチなどで外す時は
内側から金属部分を傷つけないように少しずつ切っていきます。
私の場合は、上部にペンチで少しずつ切れ込みを入れながら引き出しました。
また逆に口の金属にあたらない部分を切ってしまい。その外側からカッターやハサミで切れ込みをいれて裂きながら剥がすという方法が傷つけるリスクも減りますね。
なお、無理にカッターなどで切り込みを入れる場合に接触部分に傷をつけると隙間が出来てガス漏れなどの危険も生じますので注意ください。
専門の工具を利用する時は
ホームセンターやネットで専門工具などを手配してみましょう。
ただし、専門工具などを利用しないと外せない場合は、素人感覚ですると傷つける等の心配もありますので業者さんなどを依頼した方がよいかと思います。
ガスホース取り外し専門工具「アポロ ホースパス」
-
・大手ガス会社などでも現行で採用されている実績のある商品です
・ガスホース取り外し専用工具
・対応ゴム管サイズ:1/2B、3/8B
業者を利用する時は
ガスホースを購入したホームセンターや現在取引のあるガス会社などに依頼した方がよいですね。
最後の章の「ガスコンロ・ガスホース交換を自分できない場合の対処や費用」をご参照ください。
4・新品ホースの長さの調整
先の注意点を参考に長さを調整してハサミなどで切ってみてください。
5・両端にガスホースを取り付け方
※止めのバンドが無い場合はホームセンターなどに行って購入しましょう。
ネットでも販売していますが、バラバラに購入するより最初からバンド付きのガスホースを最初から購入した方が良いです。
6・ガスの元栓を開いて、ガス漏れがないか点火するかを確認
ガスコードを接続した後にはガス漏れの確認です。
ガス交換の参考動画:ガスホース取り付けの注意点など
一般社団法人日本ガス石油機器工業会でガスコードの正しい取り付け方の動画紹介がありましたので、参考になさってください。
どの点に注意しなければならないかが良くわかります。
提供引用元:一般社団法人日本ガス石油機器工業会
ガスコンロ・ガスホース交換を自分できない場合の対処や費用
新しいガスコンロを購入した場合は購入したお店で新規のコンロ設置と取り外し回収まで一度に依頼することは可能でしょう。
ガスホースだけの交換だとしても部品が数百円だとしても基本料金が発生してしまうので1万円程度は料金がかかってしまいますのでご家族の方や知人に依頼してみてはいかがでしょううか。
【ガス会社の場合】
お支払いしているガス領収書にガス会社の連絡先がありますのでお問い合わせしてみてください。
または現在東京ガスを利用の方は下記へご相談されてみてください。
【ホームセンターの場合】
【便利屋などの場合】
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