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【実レポ】JINSと眼鏡市場の視力検査の精度の違いを比較

 

夜の運転で遠方の看板の文字や道路標識の文字が見えにくくなっていて信号機のランプも二重三重にみえる。

 

心配になり、視力検査を兼ねて近所の大手の2件のメガネ屋さんで視力検査だけを実施してもらいました。

 

JINSは口コミや噂で「精度が悪い、バイトなので要領がえない」など言われていますが実際どうだったのか体験してみました。

 

格安のJINSで無料の視力検査・検眼のみしてもらい、同様に眼鏡市場でも無料の視力検査・検眼のみしてもらいました。

 

噂通りに検査の質が違うことを痛感しました。

 

結論としては

 

同じような視力検査の精度のようでしたが

 

  • JINSの視力検査は適当な感じ
  • 眼鏡市場ではより精密な感じ

ように思いまましたのでご紹介します。

 

以下はあくまでも両者の視力検査を受けた個人的感想なのでご容赦ください。

 

 

【関連記事】

 

JINS と 眼鏡市場 の視力検査の違い比較一覧表(個人的見解)

 

 

JINSと眼鏡市場の視力検査では素人目にも違いがはっきりわかりました。

 

一覧で比較表を作ってみましたのでご覧ください。
※あくまでも個人的感想です。

 

視力検査 JINS 眼鏡市場
料金 無料 無料
時間 短い 少し長い
申込 氏名・電話番号 匿名
工程 少ない 多い
精度 若干劣る 普通
処方箋 貰えた 貰えない※1
対応 押し売りせず良い 自社製品を勧められる
メガネ単価 安い 高い

※1:眼鏡市場では処方箋以外のデーターは渡されなかった

 

個人的には視力検査の精度は眼鏡市場に軍配があがりました。

 

なぜなら後の体験談にも記載してますが眼鏡市場では乱視の調整までしてくれたからです。

 

一方で単純に気軽に掛けるぐらいの眼鏡を購入する場合にはJINSでも問題ないように思えました。

 

では実際の2社の視力検査の体験談をご紹介します。

 

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JINS 視力検査の精度体験レポ

 

 

※参考:他の方JINSの視力検査のツイート

 

私が近所のJINSに行って無料の視力検査をした時のお話です。

 

 

 

「メガネが合わなくなったようなのでネット経由で買いたいのですが視力の検査をして処方だけをいただくことはできますか?」

 

とお聞きしました。

 

すると

 

JINSの店員さん

問題ありませんよ、ここで視力検査をしてネットで購入してもらってもいいですし、お店に引き取りにこられてもいいです。

 

早速に視力測定をしてもらいました。

 

名前と電話番号を記入して伝票らしいものを渡しました。

 

暫くして検査院の若い女性がきて機械に座り中の絵を見てくださいと両目の検査。

 

これはピントを測っているのでしょうか?よくわかりません。

 

緑と赤の色の見え方を調整します。

 

次に現在使っているメガネを渡してメガネの度数を測定

 

右目、左の目の裸眼の視力を測り、合った度数のテスト用のメガネを合わせてくれた。

 

今見えているメガネとそれほど変わりはないようにも感じた。

 

JINSの店員

眼鏡装着した時点での視力は1.2なので今のレンズからそれほど変える必要ありません

 

とのこと

 

商売っ気のない感じでしたが、その後に

 

JINSの店員

ただ右目の視力が下がっているので左目の視力と同じように合わせてみます。

 

とのことでした。

 

暫くして紙に印字された処方箋をいただきました。

 

そして、処方箋の紙の中の2つの数字でネットで注文してくださいといわれました。

 

数値は右が少し高く乱視の調整は無しでした。

 

レンズ込みの5000円のメガネをネットで注文できますといわれました。

 

対応はとても良くて

 

JINSの店員

お店で買わなくても良いですよ。ネットでも注文できますよ

 

とのことで無理くり店舗で購入させようとしない姿勢は好感が持てました・・

 

※もしかしたら、名前と電話番号を渡しているので、もしかしたらネットで購入したとしても店舗の十先になるように登録されているのかもしれませんね。

 

JINSの公式サイトから視力検査について

 

ちなみに眼鏡市場の公式サイトの視力検査については↓で紹介されています。

 

公式サイトを見る限り機械の自動診断の他にも乱視の機械測定もあるようです。

なぜ今回乱視がひっかからなかったのか?不思議です。

 

JINSの視力検査は2つの機械で自動測定されます。

 

  1. オートレフラクトメーター(AR) 近視や乱視などの程度を確認
  2. フォロプター   近視や乱視などの程度を詳しく確認
  3. 仮のメガネで新しい度数を体験

 

JINSの視力検査については下記を告知しています。

※眼科とは異なり裸眼での詳細な視力測定は行っておりません。眼鏡を作成するために必要な度数の確認となります。

※深視力測定は行っておりません。

※コンタクトレンズの測定は行えません。

引用:JINS公式サイト

※深視力測定とは

 

両眼視により遠近感や立体感を知覚する力です。普通自動車には必要ありませんが2種免許の取得には通常の視力測定とは別にこの「深視力」測定に合格する必要があります。

 

 

自分の体験した感じではサクサクと数分で結果が出てレシートのような紙を渡されて診断結果を言われました。

 

次の眼鏡市場では乱視を強調されましたがJINSでは一切乱視については言われませんでした。

 

乱視の測定もされていたはずですが・・・謎です。

 

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眼鏡市場 視力検査の精度体験レポ

 


※参考:他の方の眼鏡市場の視力検査のツイート

 

検眼の内容は同じ様な感じでしたが細かくて長かったです。

 

レンズが合わなくなったようなので検眼だけしてもらえますか?

 

と話したら

 

眼鏡市場 店員

良いです

 

とのこと

 

名前も名乗らずメガネを渡しましたら洗浄までしてくれました。

 

今のレンズの度数を測り、検査の内容はJINSと同じような感でした。

 

ただ違ったのは線が沢山入った十字の画面を見ました。

多分それが乱視の検査だったのではないかと思います。

 

今の状態では乱視がでてきていてるので今の内に調整しておかないと乱視が進むかもしれませんと言われました。

 

度数は同じで乱視の調整をした方がよいといわれて様々なレンズを装着しました。
確かにダブりで見えていたものが良くなったような気もします。

 

今のフレームでレンズだけ交換できますか?

と話したら

 

眼鏡市場 店員

レンズでもフレーム付きでも殆ど同じ値段なのでフレーム付きで購入をお勧めします。

遠近両用も同じ価格で出来ますよ

 

と言われ遠近両用も試してみました。

 

眼鏡市場 店員

再来するのであればお名前等をお聞きしてデーターをお預かりします

 

といわれてしまい

 

一旦検討します

と話したら、

 

眼鏡市場 店員

では一度データーを破棄させていただきます

 

といわれて処方箋を貰えるとばかり思っていたところ処方箋は頂けませんでした。

 

名前は一切名乗らず匿名で検査できましたが、処方箋だけ頂くという事はできませんでした。

 

※もしかしたら貰えてのかもしれませんが雰囲気的に言えませんでした。

 

検眼した内容としては

眼鏡市場の方がとても細かい検査をして的確なアドバイスをいただけたように思います。

 

ただ眼鏡の単価が高いです。一番安いのが15000円ほどでJINSの最安値メガネの3倍でした。

 

眼鏡市場の公式サイトから視力検査について

 

ちなみに眼鏡市場の公式サイトの視力検査については↓で紹介されています。

 

所要時間は30分

 

  1. 問診 5分
  2. 検査 10分
  3. 体験 15分

 

検査項目は27項目にも上ります。

 

    1. 瞳孔間距離の測定
    2.  裸眼視力の測定
    3.  現用眼鏡視力の測定
    4.  カバーアンカバーテスト   両眼で見えてるか確認
    5.  交互カバーテスト   視線のズレ確認
    6.  NPCテスト   眼を内側に寄せられるか確認
    7.  NPAテスト  近くを見る力あるか確認
    8.  利眼テスト
    9.  格子テスト   網膜の確認
    10.  ワース4灯テスト バランスよく見えるか確認
    11.  乱視の測定
    12.  片眼最高視力の測定
    13.  他眼の最高視力測定
    14.  両眼バランステスト
    15.  両眼最高視力の測定
    16.  遠方眼位の測定
    17.  近方眼位の測定
    18.  開散力の測定  視線を広げる力
    19.  輻輳力の測定  視線を寄せる力
    20.  上下開散力の測定
    21.  近用加入度の測定  近くを見るときの度数
    22.  調節ラグの測定   両眼でバランスよく見えてるか確認
    23.  近方の調節力のバランス確認
    24.  装用テスト   
    25.  時計テスト
    26.  コの字テスト  大きさの違いがあるか確認
    27.  立体視テスト   立体感・奥行き感の確認

 

これだけの検査を実施していたのだと改めてよく理解できました。

 

【まとめ】JINS視力検査の精度は適当?認定眼鏡士の店で検査

 

 

メガネ処分

 

今回2社での検眼結果は違う内容になりました。

 

私個人的には視力検査は 眼鏡市場>JINS となりました。

 

JINSはバイト?なのでしょうか?研修はうけているようですが、殆どがバイトの若い子が担当していて細かいことは分からないという口コミも多くありました。

 

JINSやZoffなどの格安メガネ店には認定眼鏡士はほとんどいません

 

単純に若手で経験が浅かっただけなのかもしれませんが、どうしても眼鏡市場の細かい検査と比べてしまうとJINSは何か適当な感じもしました。

 

JINSの見解

右目の視力が落ちているので 左目が同じ度数に右目を上げる

 

 

眼鏡市場では時間もかけて詳しく調べてもらい度数をあげるよりも乱視の調整をするだけの方が良いと教えてもらえました。

 

これ以上視力を悪くしたくないためにも度数はあげたくなかったのでほっとした次第です。

 

それにしてもこれほどにも視力検査における診断が違ったのには驚きました。

 

眼鏡市場の見解

度数は今のメガネと同じで 右目と左目に乱視の調整を入れる

 

と全く処方が違っていました。

 

2社の検眼を終えて感じたことは

 

JINSと眼鏡市場の担当者のスキルが違うように思えました。

 

JINSの検眼対応

 

  • 名前と電話番号を記入
  • 機械で一通りの検査※乱視などの細かい調整は無し
  • 処方箋は貰えた

 

眼鏡市場の検眼対応

 

  • 匿名で検査
  • 機械で細かく検査※乱視などの細かいアドバイスあり
  • 処方箋はもらえなかった※購入前提でないともらえないのか確認しませんでした。

 

ただ眼鏡市場は買わせようという気持ちが前に出過ぎているようで

 

「処方箋もどうぞお持ちください」という感じではなく「もらえますか?」とは言えない状況でした。

 

眼鏡市場で聞かされた乱視の細かい状態はJINSでは一切受けませんでしたので検査項目にいれていないのか、検査しても対応していないのかわかりません。

 

これらのことから単に安かろうで見えればいいというぐらいでメガネを新調するのであればJINSでも良いかと思います。

 

検眼は眼科よりも町の眼鏡屋さん(眼鏡認定士)の方が精度が高いという話もチラホラ聞きますので先ず一度 眼鏡認定士 が在籍しているメガネ屋さんで検査をうけられることもお勧めします。

 


眼鏡鑑定士が在籍するメガネ屋は公益社団法人 日本眼鏡技術者協会のサイトで「認定眼鏡士」の店を検索して調べてみてください。

 

 

「認定眼鏡士」とは

公益社団法人 日本眼鏡技術者協会が定めるメガネのスペシャリストで 「S級」「SS級」「SSS級」と指定の試験をクリアした人材にだけ与えられている資格制度になっています。

 

 

疲れ目や目が痛むなどの持病的なことがあれば眼科で細かい診断を処方される方がよいかと思えた出来事でした。

 

また精度の点でいえばお金は結構かかりますが眼科(初診料+検査)で視力検査をしてもらって処方箋を受け取り、それでメガネが安いJINSで購入するという方法もあります。

 

 

 

他の大手眼鏡チェーン店でも視力検査をしています。

 

個人的にお勧めなのはメガネスーパーのトータルアイ検査プレミアムをお勧めします。

下記の記事には実際に私が300円で体験した業界No1といわれる視覚検査をご紹介しています。

 

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