メーカー品のインクは高いですね。
4色セットで5000円とか・・数回インク交換するだけで、新品プリンターが購入できるほどの価格になります。
一方で、
安価な互換インクだと4セットで2000円以下の商品もゴロゴロあって、
私の使用しているブラザー複合機になっては4色800円という安さ!!
そんな互換インクの顔料・染料の使い分けについてみてみます。
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目次
互換インクの顔料・染料を買う場合はどうすればいいの?
先ずは、結論からです。
メーカー指定の使用がベスト(黒が顔料、その他カラーは染料など)です。
※大体は説明書やメーカーHPに記載してあります
中には黒の顔料は粒子が大きいので、目詰まりの心配もあり、あえて全てを染料でプリンターを使用している方もいます。
意外と多くの方が、特に問題なく使用しているのも染料インクで使用していいるのが、楽天市場などのレビューでも確認できますね。
もちろん、メーカー側ではメーカー指定以外のインクを利用すると障害が生じたりすると警告はしていますし、安価商品を販売している商店でも保証はしないと明記してありますね。
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多くの安価な互換インクの大半は染料。
実はメーカー正規品以外の安価な互換インクは大半が染料インクです。
その理由は染料インクが安価だからです。
特に原料の明示が無ければ全て染料と考えていいでしょう。
顔料インク指定のところ染料インクでも使用はできますが、逆の場合には目詰まりなどのトラブルも考えられます。
(※但し、顔料指定で染料使用した場合のトラブルもあります)
一番いい方法は、メーカーのホームページや説明書で指定の内容を確認して、安価な互換インクでも顔料・染料を使い分けするのが一番問題は無いように思います。
多くのプリンターのメーカー品は黒が顔料で、その他カラーインクは染料になっているはずです。
何故なら、黒は耐久性、耐水性に優れているので文章向けで顔料、カラーは発色がいいい染料(写真など)にしているからです。
黒は主に文章に利用されているので、ハガキや封筒の宛先や文書などが、雨に濡れたりして読めなくなってしまったら大変ですすので顔料に指定されています。
ですので、一般的には黒は顔料、その他3・4色カラーは染料で注文するのが一般的です。
特に互換インクの販売が多いサイトではあえて、黒は顔料と染料の2種類を販売したりしています。
では、実際の顔料と染料との違いをみてみましょう
顔料と染料の特徴とその使用用途について
顔料インク
耐久性あり
水に強い
文書向け
コピー用紙可
耐久性、耐光性があり、色の載りが良く、色あせもないために、長期保存するような文字やグラフなどをはっきり表現したい文書などの印刷に適しています。
粒子が大きく溶けにくい性質で紙にインクが浸透ししないので発色がいい特徴をもっています。
耐水性:顔料インクは撥水性に優れているために水に濡れてもインクがに滲みにくい特徴があります
そのことから市販されている安価な一般コピー用紙でもインクが鮮明に印刷ができるのも特徴です。
デメリットとして言われているのとが、粒子が大きいため、プリンターのノズルの詰まり起こる場合があります。
但し、メーカー側も、その性質に適合した仕様にしているために頻度は少ないです。
染料インク
耐久性は低め
水に弱い
写真向け
光沢紙向け
顔料インクに比べて値段が安い。
ムラなく綺麗に、発色もよく紙に染み込むので、写真や画像などを鮮やかに印刷できます。
写真は「光沢紙」などの表面に特殊な加工がされている用紙で綺麗に印刷できます。
逆に一般のコピー用紙には向いていません。
また、水に弱く、インクが乾くまでの時間が長いことです。
つまり、濡れるとにじんでしまうことがあります。
また紫外線、オゾンなどにも弱いことから、長期保存用には不向きです。
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顔料と染料の見分け方。
簡単な判別方法として、粉末を水や油などの液体に入れ、
溶けなければ顔料、溶けるものを染料ととなりますが、素人ではわかりにくいです。
できたら、商品の表示を見た方がよろしいかと思います。
なお、表示がないのは、大半が染料だと思われます。
もしも、顔料と染料のインクが混じってしまったら。
一般のコピー用紙にも鮮明な文字が印刷でき、水にも滲みにくい顔料インクは、重要な書類などを扱うビジネス向き。
一方、発色が鮮明でクリアな染料インクは、写真印刷に向いているといえるでしょう。
インキの成分がそれぞれ異なるため、混じってしまったら、印面硬化・インキ漏れなどの不良になる可能性があるので出来たら使用を控えて、前の同じインク成分を使用して、間違って装着してしまったインクは、使わない方が良いでしょう。
楽天市場で一番人気の「PIXUS TS8130」の顔料・染料インクは?
Canonプリンター「PIXUS TS8130」は特別な仕様で、黒が顔料と染料の2つを搭載します。
「6色ハイブリッド」なのです。
写真に強い染料インクと文字に強い顔料インクの6色インクタンクを搭載。文字ブラック(顔料)は濃度とコントラストが高く、細かな文字もにじみにくく、くっきりと描き出します。さらに、新プリントシステムにより全階調での画像安定性を最適化。美しいプリントを実現しています。
おもしろいですね。
普通は黒が顔料、カラーが染料ですが、敢えて使い分けをすることで、文章や写真をいい状態で印刷できるようにしているのですね。
まとめ
安価なプリンターで数年利用の使い方をしている方で写真や色合いなど気にならない方は、安価な全て染料のインクでOKですね。
ただ、写真や画像印刷や高価なプリンターなど、こだわりを持っている方は、やはりメーカー指定の黒顔料、カラー染料などの使い分けが必要です。
また、そこまで気になるなら、やはり高価でもメーカー品をご購入することをお勧めします。