結論から言えば
相当古い記念切手以外は昭和30年以降の記念切手は額面割れしてしまいます。
プレミアがつく切手は殆どないといえるでしょう。
私が小学生の頃は切手ブームで多くの小学生や中学生が郵便局に並んで切手を購入していた。
もちろん昼間は学校があり授業時間なので母親に代わりに並んで買ってもらったり、今思えば緩かった時代ですが昼休みに学校を抜け出して郵便局に買いに行ったりしていました。憧れの「月に雁」「見返り美人」などは買えなくて切手カタログを眺めているだけでした。
そんな切手が山ほど出てきたので換金できないものかと色々とググったり電話してみたり実際に金券ショップや切手販売専門店や郵便局に出向いて色々と聞いて回り分かったことが3つありました。
記念切手を換金するにあたって大切な3つのことを皆さんと共有できればと思い記事にしました。
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目次
切手の相場や値段は年代によって変わる
切手を現金化するには一番の方法は、年代が古くなればなるほどプレミアがついて価値があれば原価より高く買い取ってもらうことができる。
そう思って切手販売をしている切手買取の専門店におじゃましました。
実は今は記念切手の需要が昔ほどではなく発行部数が多いために昭和年30代以降の切手にはそれほど価値がないという事です。
驚きましたが額面割れの買取になっていました。
せめて額面価格で買い取ってもらいたかったのですが価値があるのは昭和30年以前の発行部数が少ない切手や中国切手などだそうです。
昔収集していた時に良く見ていた切手カタログにも同じような記載がでています。
更にシート(100枚綴りなど)以外のバラや年賀切手シートなど2枚つづりなどの少数の切手などはもっと下落してしまうそうです。
昭和30年代以降の切手の相場・値段
- 1枚50円以上の切手シート 額面70~%
- 1枚50円未満の切手シート 額面60~%
- それ以外の切手バラ・小型シート(年賀シート) 額面50%
多くの専門店ではバラ切手のみの買取はしておらず、シート持ち込みでの条件でバラ買取になっています。
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切手は郵便局では換金できない。切手シートに交換
バラ切手は半額だったので郵便局に出向いてみましたが
やはり切手の換金はできません。
切手は郵便に関するものにしか交換できないとのことでした。
もちろん印紙などにも切手は交換できません。
郵便局公式ページ
いらなくなった切手やはがきは返金してもらえますか?
https://www.post.japanpost.jp/question/2.html
記念切手の10枚以上のシートはそのままでいいのですが、バラ切手を価値のあるシートに交換する場合には切手1枚につき5円の手数料がかかります。
例えば
41円切手がバラで200枚あれば
200枚×5円=1000円の手数料がかかります。
1000円を支払って
41円×200枚=8200円を82円の100枚シートに交換ができます。
または
ここで注意しなければならないのは必ずシート単位で交換してもらうということになります。
そのシート化した切手を金券ショップに持ち込んで売って購入してもらい現金化します。
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切手を金券ショップで換金現金化する。
金券ショップでは切手買い取り専門店では切手以外でもハガキやレターパックなども買取の対象になっています。
切手はシート買取が原則でバラの買取はしていません。
- 1枚63円以上の普通切手シート 額面90~%
- 1枚63円未満の普通切手シート 額面75~%
- 1枚50円以上の記念切手シート 額面85~%
- ターパック370 320円(88%)~
- レターパック520 450円(86%)~
- 63円ハガキ 50円(80%)~
それ以外の切手は買取不可
金券ショップで記念切手を売る絶対条件はシートでの買取になります。
バラの記念切手は
郵便局で63円以上の切手シートに交換してもらうしか方法はありませんね。
切手を現金化を換算、算出してみた結果
例えば、昭和40年代の
記念切手がバラで60円切手が300枚あった場合
この1万8千円に出来るだけ近く換金・現金化できるかが勝負です。
切手専門店
18000円×50%=9000円(額面の50%)
別にシート切手があるという前提で額面の50%半額での買取になります。
郵便局
バラ切手をシート化します。
換金率で言えば60円‐5円=55円(額面92%)
1枚5円の手数料で300枚なので1500円を差し引き
18000円‐(300枚×5円=1500円)=16500円
普通切手には63円84円94円100円120円140円210円290円320円500円があります。
丁度シートの数に合わせれるように購入します。
郵便局の切手の種類
https://www.post.japanpost.jp/buy/index.html#sec01
足らない分は現金で足します。
16500円÷100枚=165円
165円の切手が無いので84円の切手で100枚シート2セットにします。
16500円で購入すると84円は1シートと96枚弱となってしまいますので
84円×100枚×2=16800円の差額300円を現金で支払い2シートにしてもらいます。
金券ショップ
18000円×郵便局交換×90%=14820円(額面82%)
金券ショップでは切手の単体バラは購入不可なので郵便局で交換してもらったシートを買い取ってもらいます。
63円以上のシート買取率を90%とすると
84円100枚シート2枚で16800円×90%=15120円
その現金化された15120円から郵便局に支払った差額300円を差し引くと
15120円‐300円=14820円
つまり元々の18000円から比べると82%で現金化されたことになります。
切手を売る現金化買取の目的にあった3つの換金方法
目的によって記念切手を現金化して換金する方法は3通りになります。
総合的に判断して
現金化を急いでいる人や面倒なことをしたくない人やプレミア切手を気にしている人には切手買取専門店で現金化。
出来るだけ高い換金率で現金化したい人は郵便局でシート化して金券ショップで換金。
じっくり出来るだけ高く売りたい人はヤフオクなどで個人売買
の3通りになります。
ただ最高に換金率が高いのは、そのまま切手として利用されることがよいとのことでした。ゆうパックなどの荷物を送るのにも利用できるという事でした。
金券ショップで記念切手を現金化
買取率で言えば80%以上
換金率から言えば1番の方法はバラ切手も含めて金券ショップで交換する方が効率が良いとなります。
記念切手のシートはそのままで、バラ切手は一度郵便局で1枚5円の手数料を払ってシート化して金券ショップで換金・現金化する。
デメリットとしては郵便局に行ってシートに交換したりする手間がかかります。
切手専門店で記念切手を現金化
実は切手の中にもプレミアがついている切手もあるかもしれません。もし見落としていたら折角高値で取引されるかもしれない機会が損失してしまいます。
またバラ切手を直ぐに現金化できて面倒でないのがメリットです。
デメリットとしては額面割れの利率が高いという事です。
実は切手販売の専門店さんに詳しく話を聞いてみたところ買取した価値のない記念切手は最終的に金券ショップで買い取ってもらうそうです。その差額で収益をだしているとのこと。
切手の査定と手間を省くなら切手専門店で一括購入してもらうのが一番手っ取り早いです。
ヤフオクなどで個人販売
メルカリなどでは切手など切手などの金券の販売は禁止されていますが、ヤフオクでは盛んに切手の売買がオークションでされています。
普通に切手として使用する方もいますので高値で販売されたりもしております。
またメルカリでは切手は禁止ですがレターパックを定価以上で販売している人もいます。
不思議な現象ですが定価以上でもポイントを有効利用したいために手数料や運賃を上乗せしているレターパックを購入する人がいるようです。
もし
メルカリでレターパックで換算してみると
60円切手×300枚=手数料差し引き16500円+現金140円で
レターパック520円×32枚となります。
これに手数料・運賃上乗せでメルカリで購入してもらえれば
16500-140=16360円となり90%程の換金率になります。
同じレターパックで金券ショップで換金すると
460円×32枚-140円=14580円で換金率81%となります。