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歯のボンドで検索する人の多くは
「差し歯が急に抜けてしまった」
「歯の詰め物が取れてしまった」
すぐに歯医者に行けない・用事があるなど様々な急場しのぎで、どうにかして臨時でもいいから歯のボンドを売っている場所を探して歯を接着したいということです。
では
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- 歯のボンドはどこで買えるのか?
- 葉のボンドは店頭で売っているのか?
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- 歯のボンドは市販されているのか?
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- 歯のボンドはネットでも売っているのか?
実際に歯のボンドはどこで売っているのでしょうか?
結論からですが
多くのサイトでは歯のボンドはネットのAmazonなどで売っていると明言してますが違います。
それは歯科技工士が使用する歯のボンドで生きている人に使用するものではないので注意が必要です。
では実際にどうなのかみてみましょう
歯のボンドは市販で売ってない事実
歯のボンドというより接着剤は特殊なもので医療行為ができる医師だけが購入できるようになっています。
歯のボンド「接着剤」は、光重合型レジン、化学重合型レジン、または両方の組み合わせで作ることができます。
光重合型レジン接着剤とは
化学重合型レジン接着剤とは
化学反応を起こして硬化する樹脂で歯科材料に接着剤を塗布し、化学反応を起こさせて接着剤を硬化させます。
例えば
MMA系の歯科用接着材「スーパーボンド」
成分は拡散促進(接着性)モノマー「4-META」と重合開始剤「TBB」を使用して歯質(エナメル質および象牙質)、歯科用金属合金、歯科用陶材およびレジンに高い接着性と辺縁封鎖性があります。
閲覧・購入するには医師や医療従事者の資格が必要になります。
レンジとは
主にコンポジットレジンを指し
主なメーカーとしては3M ESPE社のAdper、GC社のFuji、Ivoclar Vivadent社のTetric
歯の欠けた部分や小さな虫歯やヒビの修復するために使用され自然な歯の色にマッチするように設計されています。
主に歯の欠けた部分に充填され光で硬化し非常に耐久性があり長持ちします。
他では
歯の銀色の詰め物でよく使われるアマルガム
メーカはDENTSPLY社のインフィル
小さな虫歯やヒビの修復に良く利用されコンポジットレジンに比べて耐久性があり保険適用できるメリットもありますが一方で、銀色のため自然な歯の色にマッチしません。
歯のボンドとして代用品として利用されてる物
歯のボンドは人の体内で使う接着剤は特殊なため市販されていません。
それでも臨時で対応するにはドラックストアなどで市販されている入れ歯の接着溶剤を利用する手があります。
歯医者の診察までの臨時対策として、自己責任のもと一般の人が行っているものとしては
- 入れ歯の接着溶剤
TVでのCMでおなじみの 入れ歯安定剤の「ポリグリップ」などですね。
これであれば本来の目的とは違いますが接着力は強くなく長くは利用できませんが、臨時で応急処置としては利用できますね。
ご利用する際はあくまでも使用目的外のため自己責任にてお願いいたします。
詳しくは↓
その他では
アロンアルファなど市販の瞬間接着剤で歯を接着してしまう人もいるようですが絶対に止めましょう!
なぜなら「歯の接着剤は薬局で市販してない」の記事でも書いていますが、リスクが伴うからです。
- 有害物質の混入
- 虫歯の悪化
- 修復不可
- 歯の紛失
また
歯科技工士専用の歯のボンド
「歯科技工用瞬間接着剤 αクイン」を自己責任で使用している方も多くいるようです。
商品説明には明確に「個人の使用はしないでください」と記載があります。
この商品は、歯科技工物や模型の接着にご使用ください。
個人で歯の詰め物やかぶせものを接着する用途では絶対にご使用にならないでください。
引用:Amazon商品説明より
実は私もその一人でした。↓
この歯の技工士用の接着剤はあくまでも人に使用するのではなく模型の歯などに使用する接着剤なのでお勧めはできません。
歯科医院で診察することをお勧めします。
【まとめ】歯のボンドは市販では売ってない
歯のボンドは市販では売っていません。
医療行為者でしか入手できないため
差し歯が取れた、詰め物が取れた、入れ歯が取れたなど困ってる方は
市販のボンドなどで仮付けなどを一切しないで
歯医者さんに早急にかかることをお勧めします。