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先日、奥歯が虫歯になり、神経をく根管治療というものをして、歯の土台を作りました。
その後に歯科医から
「奥歯は保険適用の銀歯と保険適用外の自己負担のセラミックの白い歯とあるがどうしますか?」と問われた。
「銀歯は数千円」「白い歯は10万円」
といわれたので、即決で銀歯を希望しました。
その後、無事銀歯も装着して治療が終わりましたが、意外と銀歯が目立つ。
仕方ないかと思っていたら、
知人が奥歯も白い歯にできると言ったので調べてみたら
奥歯でも保険適用でハイブリッドセラミックの白い歯を入れられる事実を知ってショックを受けましたが、私が受診した歯医者は2つの条件が揃っていなかったために保険適用で奥歯をハイブリッドセラミックの白い歯にできなかったのです。
では
健康保険でハイブリッドセラミックに奥歯ができる2つ条件をみてみましょう。
奥歯も白い被せ物(セラミック)で保険適用できる事実
2014年4月から始まった新しい保険制度により、殆どの歯を白い被せ物にも健康保険を適用できるようになりました。
多くの歯医者で保険で銀歯でない白い歯に入れ替えられるようになりました。
実際は、多くの人が勘違いしているのは前歯のみ(犬歯から犬歯まで)の6本のみしか保険適用で白い歯にしかできないと勘違いしていることです。
ただし、保険で奥歯を白い歯にするには奥歯の位置と歯医者のある条件が必要になります。
私が治療した歯医者は、奥歯の白い歯は保険適用外と言いましたが、
その歯医者は、
ある設備がなかったので、保険適用で奥歯のセラミック仕様の白い歯にできなかったのです。
保険適用で奥歯を白い歯にできる2つの条件
1つ目の条件は
厚生労働省の定める歯科用CAD、CAM装置の設備が整っていること。
2つ目の条件は
厚生労働省に施設基準の届け出を行って認可された歯科医院であること。
つまり、
CAD/CAM装置の設備があり、厚生労働省の認可を受けた歯科医のみ
が奥歯の白い被せ物を保険適用で治療できます。
簡単に言えば3Dのスキャンでリアルな歯形を作るといったところでしょうか。
以下の基準を満たす場合はハイブリッドセラミックで健康保険が適用されます。
- ・厚生労働省に施設基準の届け出を行って認可された歯科医院である
- ・歯科補綴治療に関する専門知識、及び3年以上の経験を持つ歯科医師が在籍している
- ・厚生労働省の定める歯科用CAD、CAM装置で材料を使用して製作する設備が整っている
- ・製作する歯科技工所との連携がとれている
白い被せ物は
「ハイブリッドセラミックレジン冠」というもので、
セラミックの陶磁とレジンというプラスチックを混ぜ合わせた白い被せ物です。
レジンなどの樹脂とセラミックスの複合材料が保険適用された経過
2014年に小臼歯用で適用。
2016年に金属アレルギー患者に限り大臼歯用適応。
2017年に条件付きで一般患者でも下顎の第一大臼歯(奥から2番目の歯)で適用。
※日本歯科材料工業協同組合の規格に適合することが条件となる。
保険適用の奥歯の種類と本数
真ん中から4、5番目の第一、第二小臼歯の4本の奥歯が保険適用できます。
また、真ん中から6、7番目にあたる
第一、二大臼歯4本にも「金属アレルギーと診断された」場合に限りますが
保険を適用が出来るようになりました。
奥歯の保険適用できる歯医者の探し方
東京都町田市に住んでいる方は
「東京都町田市 CAD/CAM冠 歯医者」
で検索します。
すると奥歯を保険でセラミックにしてくれる歯医者さんが表示されてきます
神奈川県横浜市内の方であれば
千葉県浦安市内の方であれば
大阪府で保険適用でハイブリットセラミックを奥歯にしたい人は
で検索すれば身近な歯医者さんで保険適用の白い奥歯の治療をしてくれる歯医者さんを見つけることができます。
地域名とCAD/CAM冠と歯医者の3語キーワードで検索すれば
ハイブリッドレジンで保険適用のCAD/CAM冠設備のある歯医者が表示されます。
必ず厚生省の認可で奥歯の保険適用治療をしているか確認してから受診されてください。
また市内などにこだわることがなければ都内の歯科医院なども検索するのも良いでしょう。
治療する際には事前に
電話か受付で奥歯を保険で白い歯にしたい旨を相談してから受診してみてください。
治療の大よその目安・金額
銀歯の保険適用で3500円程度と比べて
多少高いけれども1万円以内で治療できるそうです。
必ず受診前に大よその相場・金額を聞いて確認しておきましょう。
歯医者によって料金が様々なので事前に私は保険で奥歯を白い歯セラミックにしたもらいたい旨をしっかりと話しておきましょう。
保険適用外で白い歯を10万でいれるのを思えば安価なものですね。
奥歯の保険適用の白い歯・ハイブリッドセラミックレジン冠のデメリット
保険適用外の、高額な白い歯と比べると、色調が白っぽくて透明感が無く感じます。
また、強度なども銀歯と比べると弱く、奥歯のため歯ぎしりなどでも割れることもあります。
年数がたつと色が変わってきてしまい他の歯と色違いに気づく場合もあります。
まとめると、
- 強度が弱く
- 割れたり
- 変色する
可能性があるということです。
確かに、奥歯は銀歯などの金属が推奨されるのも、強度があるからなのですね。
前歯6本も保険適用で白い歯にできます。
前歯6本(犬歯かから犬歯まで)も保険適用で白い歯にできます。
もし、神経を抜いたり、抜歯などになるようでしたら、
その前に保険適用で白い歯にできるか確認したほうがいいです。
もし、その歯医者ができないということをいう場合には、
治療を中断して、他の歯医者を受診してみたください。
その種類としては
白いレジン(プラスチック)だけを使用しますが、強度が弱く割れたり、すり減ったりしやすく、色が変わりやすい代物
表の見える部分は白い硬質レジンで裏は金属(銀色)が使われて硬質レジンジャケット冠よりは多少、強度が高く色も変わりにくいが、裏側の銀が目立ちます。
まとめ
2014年4月に保険適用となった小臼歯用のCAD/CAM冠の治療は
保険適用以来、治療件数が増加しているそうです。
私も知らなかったので、
調べもしないで適当に行きつけのCAD/CAM装置の認可を受けていない歯医者に行ってしまいました。
残念な限りです。
もっと早く知っていれば、この歯医者には行きませんでした。
是非CAD/CAM冠装置の設備があり厚生省から認可されている歯医者さんを
地元で検索してから受診してみてください。
また、CAD/CAM冠装置の設備があるかどうか?保険適用で白い歯ができるか?が
分からないで受診した時には、診療前に必ず、保険で白い歯にできるかどうか?を問い合わせしていた方がいいですね。