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昨今、楽天モバイルのauローミング撤退で楽天モバイルが圏外になってしまいネットができなくて更に電話もできないという携帯・スマホの通信会社にあるまじき自体になっています。

 

確かに車でフリーハンズで電話しながら運転しているとブツブツと切れる現象が多く起きてます。

 

楽天モバイルの公式サイトでは楽天回線のエリア内になっているにもかかわらず、完全に虫食い状態の電波状況になっています。

 

けれども

 

楽天モバイルが圏外になってしまって電話機能が使えないので解約するとかMNPするとかする前に楽天モバイルは自回線でなくても電話ができることを知っていましたか?

 

普通のキャリアであればドコモやauは自分の回線以外では電話できませんが・・・

 

楽天Linkの電話はネットワークを利用して電話をつながているために楽天回線でなくても電話ができるんです。※実際に私も試してみましたので間違いありません。

 

Rakuten Linkとは、プレフィックス番号やIP電話とは異なる、
RCS(Rich Communication services)を用いた音声通話やSMSに代わる新しい次世代のメッセージサービスです。

引用:楽天モバイル「Rakuten Link」とは何ですか?

 

楽天モバイル圏外だとしても

 

楽天モバイル圏外+他ネット回線 → 楽天link電話できる

 

楽天モバイル圏外+他ネット回線 → 楽天link電話できる
※iPhoneは規制があるので慎重にお願いします。→iPhoneの他社接続での電話

 

ことができます。

 

スマホを2台持ちしている人であれば一方のスマホをテザリングにしてWi-Fiでつなげます。

 

楽天モバイル圏外+他社スマホ(テザリング) → 楽天link電話できる

 

 

自宅に光回線を持っている人やポケットWi-Fiなど別回線を契約している人はWi-Fi接続して電話が可能です

 

楽天モバイル圏外+他社Wi-Fi(無線) → 楽天link電話できる

 

 

こんな感じで他社回線につなげればネットも電話も使用できるのです。

 

※ただし別回線のデーター使用量の料金は発生します

 

慌てて楽天モバイルが圏外だからといって解約しないで暫定でもいいので試してみてください。

 

 

楽天モバイルが圏外でも楽天で電話ができる仕組み

 

楽天モバイル圏外(回線OFF)で電話する3つの裏技

 

移動体通信事業者(MNO)の楽天モバイルには

一般の電話回線「Rakuten Link」の2つの会話通信手段が存在しています。

 

楽天Linkの電話のような仕様は国内で初めての導入となっています。

 

Rakuten LinkはアプリをDL(ダウンロード)してRCSという国際規格の通信回線を利用した楽天モバイル以外の他社データー回線経由で電話通・やSMSの送受信できる特徴があります。

 

RCSとは

 

英名の「Rich Communication Service」の略でスマホでメッセージを送受信する際の標準規格の1つで「SMSの進化版」といわれてGoogleが普及に力をいれていて大容量の情報を送受信できてキャリアに関係なくRCSの利用が可能という特徴をもっています。

日本では3大キャリアのDoCoMo・au・Softbankが使用している「+メッセージ」と同じ規格です。

 

RCSの技術を利用した楽天Linkだからこそキャリアに依存しない電話通話の使い放題というサービスが提供されているのですね。

 

楽天モバイルの公式サイトでもWi-Fiで接続して楽天リンクで電話できることを表明している文章が記載されています。↓

Wi-Fiは設置環境等によって電波の状況が異なり、通話品質が不安定になることがございます。

引用:公式楽天モバイル「[Rakuten Link]発着信が非通知になるのはなぜですか」

 

 

また実際に他社回線や自宅の光回線にWi-Fiでつなげて楽天リンクの電話を使用している人のコメントなどもありますね。

 

mineoDプランのシングルsim、自宅のeo光のデータ通信を使っての楽天リンク通話、共に出来ましたよ。

引用:マイネ王「mineoシングルタイプ(データ通信のみ)でRakuten Link通話使用できますか」

 

公式ページにもありますが低速モードの課金されないデーター通信(300bps)で問題が無いようですね。

 

データ低速モード時でも通話が可能です。

引用:公式楽天モバイルページ

 

 

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楽天モバイル圏外(回線OFF)で電話する3つの裏技

 

先に述べたように

楽天モバイル側でもWiFiで楽天Linkで電話ができることを公表しています。

 

そこで

 

楽天モバイルが圏外になったる場合に楽天link電話を可能にする救済措置・対策としての裏技3つをご紹介します。

 

  1. スマホ1台でSIM2回線を設定する方法
  2. 2台持ちでWi-Fi接続で設定する方法
  3. 圏外時に他社Wi-Fiにつなげる方法

 

です。

 

楽天圏外でもスマホ1台で電話する場合

 

楽天モバイル 他社SIM 併用 圏外対策

 

スマホ1台に通信SIMを2つ設定できるデュアルSIMというスマホがあります。

 

 

「デュアルSIM」対応のスマートフォンでは、1台のスマートフォンで、2種類のSIMを利用することができます。
2つのSIMが利用できることで、1台のスマートフォン上で別の電話番号・携帯会社のプランが利用可能になります。

引用:公式楽天モバイル「SIM、デュアルSIM(DSSS、DSDS、DSDV、DSDA)とはなんですか?」

 

2枚SIM設定できるスマホに1つは楽天モバイルSIM、もう1つに他社のモバイルSIMを設定することで楽天モバイルが圏外になった時に切替したり、または常時他社モバイルの回線をONにしておく方法です。

 

iphoneを利用している人は、デュアルSIM仕様になっていることが多いので直ぐに対応できると思います。

 

デュアルSIM仕様になっていないSIM1枚仕様の人は別途購入するか次の2台持ちの様式をお勧めします。

 

お勧めする組み合わせはmineoマイネオ楽天モバイルの併用です。

 

なぜなら現在のマイネオのサービスにはデーター使い放題(1.5Mbps)のオプションがついていており、この組み合わせだと楽天モバイルのデーター通信をOFFにずっとしたままで使用可能だからです。

 

一度試してみたい人には200MBだけのプチ体験できるマイネオが楽天などで販売されているので試してみるのもいいかもしれません。


 

実際に多くの人が使用しています。

 

iPhone13で似たようなことをやっていたのでご参考になれば幸いです。
1.mineo Aプラン データ通信SIMを物理SIMに装着
mineo Aプランのプロファイルをインストール
2.Rakuten UNLIMIT eSIMをセットアップ

上記の状態で、デフォルトのデータ通信は1.のmineo Aプランの方に設定して、デフォルト通話はRakutenに設定していました。

データ通信はmineoを使うのでRakutenのデータ通信量は消費されません。どこかに電話したいときは、Rakuten Linkで発信することで無料通話ができています。

引用:マイネ王・mineoシングルタイプ(データ通信のみ)でRakuten Link通話使用できますか

 

手順としては

 

1:デュアルSIM仕様のスマホを用意します。

 

2:SIMの仕様を確認

「物理SIM2枚」 又は 「eSIM+物理SIM」をセットする

※eSIM(イーシム)「Embedded SIM」とは

スマホにSIMが内蔵されていてネット経由で情報を書き込みできるSIM

 

※eSIM+物理SIMのスマホの場合マイネオは物理SIMしか無いため楽天モバイルをeSIMへ変更しなければなりません。

 

3:各サービスのSIMを契約

 

mineoマイネオ以前はデーター通信1G880円でパケット放題が使用できていましたが現在は5G以上からの併用利用になってしまいました。

 

提案できるのは以下の2セット

 

楽天モバイル mineo 合計
3G未満 1078円 データ通信パケット放題1650円 2728円
3G未満 1078円 マイそく990円 2068円

 

1つ目は

シングルプランのデータ通信5GB 月額1,265円
パケット放題Plusで1.5Mbps使い放題 月額385円

mineo(マイネオ)

 

 

2つ目は

mineo「マイそく」というサービスです。
音声付もデーター通信も同じ価格990円でデーター使い放題になります。
新規の電話番号も付随しデーター通信が最大1.5Mbpsが使い放題になるという優れものです。

 

ただし欠点デメリットもがありお昼の時間帯が最大32kbpsになってしまうところです。ほとんどネットが使えなく勿論楽天Linkでの通話は不安定になってしまいます。なおmineoの電話は使用できます。

 

mineo(マイネオ)

 

 

4:届いたSIMをスマホに挿入する。※マイネオのアプリをDLして節約接続ON

 

5:楽天モバイルのデーター通信をOFFにしてmineoのデーター通信をONにする

 

これで一切楽天モバイルのデーター通信を使用しないで楽天Linkで電話もできてネットなどデーター通信も使い放題になります。

 

2台持ちで楽天モバイル圏外でも電話する場合

 

2台持ちで楽天モバイル圏外でも電話する場合

既にポケットWi-Fiや2台持ちをしている人はテザリングでつなぐだけで済みます。

 

 

またスマホがデュアルSIMでは無いとか新たにデュアルSIMスマホを購入したり経費をかけたくない人向けの話になります。

 

古いスマホやポケットWi-Fiなどをお持ちの方は他社のデーター回線のみを契約して古いスマホに設定してテザリング仕様にする

 

テザリングとは、スマートフォンを介してご自宅でのパソコンのインターネット接続や、出先でゲーム機などのWi-Fi対応機器をインターネットに接続できる機能です。

引用:楽天モバイル「テザリング」

 

他社回線を設定したスマホをテザリング使用にして圏外になっている楽天モバイルをWi-Fiとつなげる

 

たったこれだけで楽天モバイルが圏外だとしても楽天link経由で電話が可能になります。

 

楽天モバイル圏外時にWi-Fiでつなげる方法

楽天モバイル圏外時にWi-Fiでつなげる方法

 

 

この方法は楽天モバイルが圏外になった時に既に周辺に飛んでいるWi-Fiにだけつなげる方法です。

 

自宅が楽天モバイルが圏外になっていている人で自宅に光回線で無線ルーターがある人は楽天モバイルを自宅のWi-Fiにつなげればとりあえず電話の着信やLINEなども問題ありませんね。

 

外出先で楽天モバイルが圏外になった時も

同じくWi-FiをONにしてフリーWi-Fiなどに接続することで電話の発着信が可能になります

 

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楽天LINK電話をWi-Fiで他社回線で発着信するデメリット

 

楽天モバイルを他回線で接続して電話が可能になりますがデメリットも多少ありますので事前に認識しておいた方がよろしいかと思います。

 

非通知で発着信される

 

私も実際に自宅で圏外になった一時期にマイネオで電話やデーター通信をしてみたことがあります。

 

その時にあれっ?と感じたことがありましたのでご報告します。

 

楽天モバイルが圏外になった時に中古のスマホに設定したmineoマイネオからテザリングでWi-Fi接続して自宅に電話したところつながりませんでした。

 

「おけかになった電話番号には186などをつけて発信番号を表示してください」というような応答がありました。

 

186番号とは

自分のスマホなど非通知設定になっていた場合、相手の電話番号の前に186をつけて発信すると一時的に通知発信される仕組み

ちなみに186を電話番号の前につけても楽天リンク経由での電話では表示されませんでした。

 

他の携帯や固定電話には電話できるのですが自宅だけ電話ができません。

 

色々調べたところ「楽天リンクをWi-Fi接続で発信すると非通知になる」ことが判明しました。

※先ほどのデュアル SIMの場合は適応外なので通知されて発信されます。

 

自宅はナンバーリクエストに設定しているので非通知の人は着信拒否されていたのです。

相手や自分が楽天リンクに登録利用していない人は非通知になってしまうデメリットがあります。※ただし相手が楽天リンクを利用の場合は通知されます。

 

今まで番号通知で受信してた人は「非通知でかかってきてしまい」相手が誰だかわからなくなり電話に出ないという現象がおきてしまうデメリットがあります。

 

楽天モバイルが圏外でWi-Fiにのみ接続している場合

 

発信 相手がRakuten Linkをご利用ではない人→非通知
着信 Rakuten Linkの連絡先に登録されていない方→非通知

 ※参照:公式楽天モバイル「[Rakuten Link]発着信が非通知になるのはなぜですか」

 

楽天モバイルからは以下の文章も掲載されております。

楽天回線、もしくはパートナー回線に接続していない場合、非通知での発信となります。
Wi-Fiをオフにし、いずれかの回線で良好な通信環境下のもとご利用をお願いいたします。

引用:公式ページ楽天LINKお問い合わせ

 

発信も着信もWi-Fi接続だと非通知になってしまうのは痛いところであります。

 

iPhoneの他社接続での電話には制限がある

iPhone 楽天モバイル 他社接続での電話には制限がある

 

【楽天モバイル圏外のiPhone】

 

  • 着信:発信側がRakutenLinkを使用してない場合は不可
  • 発信:RakutenLinkで発信可能

 

楽天モバイル契約のiPhoneはRakutenLinkアプリを利用していない相手の電話・SMSの着信については既定の電話アプリになります。

 

楽天モバイルが圏外で他社データー通信がONでもRakutenLinkアプリを利用していない相手の楽天Link着信できませんので電話の着信が不可になってしまいます。

 

なお

 

楽天モバイルが圏外でも発信は他社データ通信で楽天Linkが使用可能なのでできます。

 

Rakuten Linkアプリを利用していない相手からの電話(固定電話や、OS標準の電話アプリなどからの発信)を着信する場合、今まではお客様のRakuten Linkアプリに着信しましたが、仕様変更後はiOS標準の電話アプリに着信するようになりました。

 

【参考公式サイト】
重要:Rakuten LinkアプリiOS版の仕様変更に関するお知らせ

 

2台持ちの不便さ

 

普段からスマホやポケットWi-Fiなどを2台持ちしている人は不便さや面倒さを感じないとは思います。

 

楽天モバイル圏外のためにわざわざ2台持ちにする不便さが目立ちます。

 

あくまでも楽天エリアが改善されるまでの暫定で利用されることをお勧めします。

 

フリーWi-Fiのセキュリティの不安

 

楽天モバイルが圏外になったからとフリーWi-Fiにつなげて電話するという安易な手もありますが、実はフリーWi-Fiには問題も沢山ありますので接続する場合には注意が必要です。

 

個人で有料のフリーWi-Fiの契約をしていれば問題は特には無いとは思いますが、完全な無料Wi-Fiにはセキュリティの問題がありますので慎重にされてください。

 

詳しくは下記の記事で

 

またフリーWi-Fiの場合は、丁度その場所にWi-Fiが飛んでいるか?とか時間制限などの問題もありますので楽天モバイル圏外に迅速に対応できるかが難しいところです。

 

まとめ

 

楽天モバイルが圏外になった場合はあわてないで3つの裏技を試してみてください。

 

  • デュアルSIM1台スマホ:楽天モバイル+他社モバイル
  • 楽天モバイル・スマホ+テザリング:中古他社モバイル・スマホ(ポケットWi-Fi)
  • 楽天モバイル・スマホ+Wi-Fi:フリーWi-Fi・自宅光回線無線など

 

今のところポケットWi-Fiや自宅のWi-Fiなどを使用していない人には

 

mineoマイネオと「楽天モバイル」の併用もありかと思います。

 

楽天モバイルで20G以上使用すれば3278円かかるのでデーター速度にこだわらない人は
「mineoのマイそく併用でデーター使い放題・電話し放題・SMSし放題」で2068円

 

ただ現在使用して感じているデメリットはお昼の時間帯です。

 

お昼に楽天の電話番号で電話しようとすると不安定で会話が途切れてしまったり、電子決済などが全てできなくなってしまいます。

 

仕方なく一旦楽天モバイル回線に戻したりしていると気が付かないうちに楽天モバイルのデーター通信が3G以上になってしまい。逆に高くなってしまうときがあります。

 

お昼に電話はmineoの電話番号でも構わない。またお昼はほぼほぼネットは利用しない人向けかもしれません。

 

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