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パルスオキシメーターは安物で大丈夫か?口コミで比較してみた

 

 

コロナに感染して重症化する人が増えてきて自宅療養せざるおえなくなっている2021年夏の現状。

 

「コロナの症状が急激に悪化した場合は救急車を呼んで下さい」と言われても体温計だけでは明確に指示できない。

 

血液の酸素濃度が低ければ緊急で呼ぶことができるが、その指標を見るにはパルスオキシメーターという医療機器が必要になります。

Amazonや楽天でパルスオキシメーターといわれるもの中華製・中国製の安物が沢山販売されています。

今まではこんな安価なパルスオキシメーターは販売されていませんでしたがコロナが拡大するとともに販売されるようになってきました。

 

そして衝撃的な事実がありました。

 

安物のパルスオキシメーターは実はパルスオキシメーターではないんです。

 

そのことも詳しく紹介しています。

安物でも大丈夫なのか?
性能は変わりないのか?

色々なレビューや口コミなど感想をまとめてみました。

 

パルスオキシメーターとは

 

実は驚くことにパルスオキシメーターは日本で開発発明された商品なのです。

 

日本が発明した時の日本名は「経皮的動脈血酸素飽和度測定器

 

パルスオキシメーターは1974年に日本の日本光電株式会社で発明商品化された医療機器で指先に光を照射して動脈血から血液中の酸素を測定する機械です。

 

 

 

また

 

パルスオキシメーターは医療機器として販売されているものです。

更に

 

パルスオキシメーターは許可を持つ医療機器販売業者のみが販売できます。

 

 

パルスオキシメーターは家庭用血圧計などとは異なり、誰でも薬局や家電量販店で購入し、個人の判断で使用できるものではありません。医家向け医療機器として、医師の指導の下で使用される機器なのです。パルスオキシメーターを販売するには、特定保守管理医療機器の販売を行う資格があることを、都道府県に認めてもらう(許可を得る)必要があります。そうした許可を持つ医療機器販売業者でしか取り扱うことが出来ません。

引用:コニカ・ミノルタ「パルスオキシメーター知恵袋 基礎編」

 

 

以上の事から

 

購入する場合は

販売者が許可を持つ医療機器販売業者かどうかを見極めないといけませんね。

 

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安物のパルスオキシメーターのレビューや口コミなどからみる内容

 

下記は

Amazonと楽天市場のパルスオキシメーターのランキングです。

 

 

 

 

 

 

 

楽天やAmazonで見かける3000円台から販売されているパルスオキシメーターの殆どが中国製です。

 

そして医療機器認証が無いもので実は「パルスオキシメーターもどき」です。

 

 

実際に安い安価品のパルスオキシメーター?を使用している人の感想や口コミはどんなものなのでしょうか?

 

最初にパルスオキシメーター?のように称して楽天市場でベスト1になっている商品の商品説明の中にも驚きの記載があります。

 

 

※本製品は パルスオキシメーター 日本製 医療機器認証 医療用 のものではありませんが、パルスオキシメーターのように健康管理目的で血液中の酸素飽和度の管理もできる機器です

※該当する商品は日常の健康管理及び運動管理の目的の商品であり、医療機器ではありません。

 

 

本体価格は送料無料の3580円

 

 

 

  • 「医療機器ではありません」
  • 「パルスオキシメーターではない」

 

と明言しています。

 

では

 

実際にAmazonや楽天市場で購入した人たちの感想を見てみましょう。

 

息切れるほど苦しくなっても98%前後でぜんぜん正確に測定できない

 

数値がおかしいので会社に問い合わせたら「医療機器ではない」と言われた

 

確かに注意書きで「医療機器でない」と分からないように?記載されていますから間違ってはいませんね。

 

保健所から借りたパルスオキシメーターと同時に測定すると比べると高い数値になる。

呼吸が辛いので測定したら98で問題ないが息苦しいので保健所のもので測り直すと94になっていて直ぐに病院に行った

 

人命を扱う医療機器は誤差が生じてはいけませんね。

 

「医療機器認証品」と商品説明には記載されてたので購入したら商品にはシールも無いも証明書もありませんでした。

 

ひどいものですね。

 

Amazonで商品名が正規品なのに知らぬ間に中国製の商品に入れ替わっている。間違って購入する人がいるかもしれない。心配だ。

 

乗っ取りですかね。商品名が正しくても中身が違うというのはどうしようもありません。

 

医療機器認証品で更に安いのでお得な買い物だと思いましたが届いた商品は認証シールも無い別物でした。正規ルートで同じ商品を購入したら相当高価なものでした。

 

やはり正規品は高いということですね。

 

医療機器認証品と表示されていても信用してはいけませんね。

中国製は恐ろしい限りです。

 

 

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正規のパルスオキシメーターを購入するには

 

実際の正規品は4万円以上になる高価なもので医療従事者しか購入できないな商品になっています。

 

ニプロが販売しているフィンガータイプのパルスオキシメータMightySat(マイティサット)

 

ニプロ株式会社は、大阪府に本社がありテレビのCMでもお馴染みの日本の医療機器メーカーです。

 



正しいパルスオキシメーターを購入する基準は?

 

見極めるポイントは2つ

 

  1. 医療機器認証があるかどうか
  2. 医療機器販売業者かどうか

 

楽天市場などでは販売者が正式な医療機器販売店なのか?がわかります。

 

しかし中には医療機器認証あると称して無かったり偽物が届いたりもするので販売業者やレビューを確認しながら購入するしか手立てはありませんね。

 

できたら生産国が中国製ものだけは避けたいものです。

 

まとめ

 

酸素飽和度(SpO2)は96%以上であれば問題ありませんが95%以下になるとその1%が重要な命取りの数値になってきます。

 

その1%の精度の違いで健康被害が生じる可能性もあるのでやはり安物で安易に測定してしまい問題になるリスクもあります。

 

パルスオキシメーターを買う基準としては「医療機器認証があるもの」を購入することをお勧めします。

 

また安価な1万円以下のものでなく1万円以上する精度が良いものをお勧めします。

 

しかし「医療機器認証あり」と表示して実際は無い商品が届くこともあるようで

更に掲載商品が正規品でも届くものが偽物の場合もあるようです。

 

もし心配であれば直接メーカーに問い合わせるか、家電量販店などで実際に手に取って医療機器認証を確認するなどが必要になってきますね。

 

特にAmazonや楽天市場で購入する際は中国製品ではないか以外に発送元の確認が必要です。

 

今は正規品がなかなか手に入りにくい時期でもあります。

 

無いよりはまし、高くて買えないから仕方ないから安いパルスオキシメーターで我慢する。という傾向があるかと思いますが十分に注意して購入して使用してくださいますようにお願いいたします。