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今日洗い物をしていて台所のシンク排水口の脇をみると小さなミミズの様な黒い細長い虫がウネウネ数匹はっていました。
よく見ると本当に1cmほどの糸ミミズまたはヒジキの切れ端ような姿で伸縮しながら這っています。
虫眼鏡でみてみるとミミズとは違っている感じですが小さすぎで見えません。
- 発生場所:水回り「台所・洗面所・お風呂・洗濯場」
- 色:黒
- 姿:小さなミミズ・消しゴムのカス・ヒジキ
- 体長:1cm
- 動き:ウネウネ・ウニョウニョ・伸縮しながら這う
良く見ると洗濯機やお風呂場などにもいました。
気持ち悪くてキッチンハイターで流しました。
一体この台所の排水口に出現している1cmほどの小さなミミズのような虫の正体がわかりました。
通称「便所バエ」といわれている「チョウバエ」の幼虫でした。
確かに最近水回りの場所「台所」「洗面所」「お風呂場」「トイレ」で良く見かけました。
小さな黒い細長いミミズの様な虫「チョウバエの幼虫」の特徴や駆除の方法をご紹介します。
風呂場トイレ水回りのウネウネする細長い黒い小さい虫の正体は?
昨日お風呂にチョウバエの幼虫がいた
ひじきかな?と思ってみてみたら動いてたから幼虫だと確信した
こんなやつ pic.twitter.com/VvMDrOeptz— ぷと (@pure_zan) October 5, 2013
チョウバエという虫の幼虫です。
多分その小さなウネウネと気持ち悪く這っている細長い黒い虫がいるということは成虫の「チョウバエ」を見かけていると思います。
私の場合はお風呂や洗面所・洗濯機周り、そして台所で数匹みかけていました。
幼虫は排水口の汚れを餌としてしていますのでお風呂場などや室内の排水溝がある場所は暖かいので1年中繁殖します。
チョウバエは成虫と幼虫の特徴をみていきましょう。
風呂場の細長い虫 チョウバエの幼虫の特徴
水回りの場所でプーンと飛んでショウジョウバエと見間違う虫ですね。
じっくり見ると羽がハート形をしていて特徴ある姿をしています。
見た目が小さくて一見ショウジョウバエと間違えやすいですが良く見ると全然違いますね。
- 名称:チョウバエ「蝶蝿」
- 属:ハエ目(双翅目) カ亜目 チョウバエ科
ハエよりもカなどに近い仲間です。
名前の由来はドイツ語で「Schmetterlingsmucken」 と呼ばれチョウとガの両方を含む意味なので蝶蝿となったといわれています。
- 水回り「台所・お風呂・洗濯場・洗面所・トイレ」などに発生
- 特にトイレで発生するので「便所バエ」と呼ばれたりする。
- 成虫は全体が毛で覆われてハート形の羽をしている小さなハエの様
- 幼虫は排水管の中のゴミ・汚泥などを食べてヘドロの中で繁殖する
- 幼虫は排水溝のヘドロなどの中にいるので目につきにくい
- 幼虫は排水溝周りに1cmほどのナメクジやミミズの様な形
- 発生する時期は1年中・大発生する時もある
- 人に直接害はない
風呂場の細長い虫 チョウバエの生態
チョウバエがいたので顕微鏡で見てみました。よくお風呂にいるアイツです。なるほど羽に毛がたくさん生えてるからシャワーかけても飛び回ってるのか。 pic.twitter.com/U93EVACo79
— Tom (@Tom_biology) July 27, 2020
学名にあるくらい日本以外でも全世界に生息している家庭で見かける一般的な虫です。
種類
全世界に生息
国内には約50種類ほどが存在
家の中で見られるのはオオチョウバエとホシチョウバエの2種類
体長
成虫は4mmほどハートの羽をしているハエの姿
幼虫は1cmほどミミズのような姿
食性
幼虫はお風呂場や洗面所の排水溝の中で石けんや人の垢などで汚れたヘドロの中の有機物を食べます。
オカヤドカリの水槽の水ためてるところにチョウバエの幼虫(?)みたいなのいて本当にショック受けた...画像キモくてすみません pic.twitter.com/fInguhBzO8
— 消します (@1231Repta) August 21, 2018
ペットの水槽の中でも発生してますね。
ふろもど
洗面台から謎のよーちゅー出てくるからなんだと思ったらチョウバエの幼虫か
根源のスポンジとったら凄かった pic.twitter.com/9wHCWTi1tm— 五十嵐神威武 (@1Kk66) October 20, 2020
意外な場所で発生したりもします。
汚れたスポンジ・水槽の浄化槽・外の浄化槽の中や食べ残しの缶詰の中や汚れた下着の中など様々です。
成虫も同様に汚れの中にある有機物を餌にしています。ハエと同じです。
卵
石けんのカスや油などの汚れなど汚泥ヘドロがある場所に産卵します。
排水溝・湿った汚れがある場所・洗濯槽の際・浄化槽など
1匹で200個以上を産卵しますので大発生します。
幼虫
主に配管の中の汚泥の有機物を餌にして育ちます。
水分がある湿った場所でないと生活ができません。
2週間ほどで蛹になります。
蛹の期間は4日ほど
成虫
2週間ほどの寿命
春先から夏に活発化しますが室内環境がよいため1年中発生します。
ハエの様に飛び回るのではなくて壁にとまっていることが多い
夜行性のため、昼間より夜に活発になります。
1生のサイクルは1ヶ月ほどなので発生しているとドンドン発生しますので駆除を早めにしなければなりません。
風呂場水回りのでる細長い虫のチョウバエの成虫と幼虫の駆除の方法
水生甲虫と紛らわしい水生昆虫の幼虫(その1):
チョウバエ科の幼虫。黒いヒメドロムシの幼虫に似ている。 pic.twitter.com/MLdUdB3mlj— Nekui_hayashi (@NekuiH) January 5, 2021
人には蚊の様に直接害を及びません
発生源や成育場所が汚れた場所なので雑菌など繁殖している場所もあるので雑菌の媒介なども考えられるので早めに駆除しましょう。
発生源の水回りの場所を見つけたら、その排水溝などを徹底的に殺菌して駆除しましょう。
また成虫を駆除しない限り発生しますので同時進行で成虫の駆除してしまいましょう。
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詳しい駆除の方法は下記の記事を参考にしてみてください。
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