この記事は約 2 分で読めます ( 約 1149 文字 )

 

たこ墨とイカスミ

タコとイカは墨を吐きますが、同じような墨に見えて全く違う役割をしています。

また成分なども違いますし、一般に流通して食べられているのはイカ墨です。

 

イカ墨とタコ墨にはどんな違いがあって、どんな特徴があるのかみてみましょう。

 

 

<スポンサーリンク>----------------------

イカ墨とタコ墨の役割の違い

 

イカやタコは外敵に襲われると同じく墨を吐いて逃げます。

ただ、その目的、役目が違います。

 

特徴は墨の濃さと粘り気です。

 

  1. イカ墨濃い粘りのある墨
  2. タコ墨薄くさらっとした

 

 

イカ墨は分身の術

イカは常に海中で泳いで魚を捕食しています。
広い海中では煙幕のようなものは効果がありません。
逆に粘りのある濃い墨を吐いて、外敵の大型魚やイルカなに自分(イカ)の分身と思わせて注意をそらして、逃げるのです

 

タコ墨は煙幕

 

タコは海底に潜んでカニや貝を食べて生活しています。
ウツボなどの外敵に襲われた時は、薄く広がる墨を吐きだして煙幕の様にして目の前の敵を錯乱させて逃げます。

 

 

 

タコ墨でパスタなどを調理すると、水っぽく薄い色の見栄えが悪いものになってしまいがちです。(※後述)

 

<スポンサーリンク>----------------------

イカ墨とタコ墨の成分の違い

 

成分は殆ど同じですが

 

意外なことにうまみ成分である『アミノ酸』を筆頭にタウリン・アルギニン・アスパラギン酸・グルタミン酸などはイカスミよりタコ墨の方がうまみ成分は上回っています。

 

 

イカ墨とタコ墨の量の違い(1匹当たり)

 

イカ墨は

 

イカ1杯(※匹とは数えません)でイカ墨パスタ2皿相当の墨が取れます。

イカ墨だけの製品も販売されていますし、生や冷凍のイカでも簡単に取り出すことができます。

しかし

 

タコの墨は

 

イカに比べれば相当少なく、更に漁獲中に殆どの墨をタコは吐きだしてしまいます

 

従ってタコ墨を入手するには生きた生のタコを手に入れるしかありません。

 

イカ墨とタコ墨の取り出す手間の違い

 

イカ墨は

 

簡単に取り出せます。

 

捌いた人はわかると思いますが、とって引き出すだけで綺麗に足と内臓・墨袋が簡単にあっという間に取り出せます。

 

一方、タコ墨は

 

内蔵の奥にあり、素人では部位の確認が難しく簡単には取り出せません。

 

 

イカ墨とタコ墨の価格

 

イカ墨は

 

イカ墨パスタが有名ですが、イカ墨を使った多くの料理があります。

そしてイカ墨単体で販売されて安価に入手できます。
楽天市場でも購入できます。


 

また生や冷凍のイカの価格は1杯数百円ですので、そこからイカ墨を取り出したとしても高くはありません。

 

しかし

 

タコ墨は流通していません。

 

何故ならタコは墨を漁獲されたときに吐きだしてしまう事と今流通している多くのタコはアフリカ産の内臓を取り出して墨が無い煮タコが大半です。

 

また日本近海の生きている生の蛸を入手したとしてもタコ1杯は数千円になるときもありますので実際にタコ墨だけの価格をみると相当高い数千円単位になってしまうと思われます。