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ウグイ(ハヤ)まずい?塩焼き食べたら美味かった|高橋商店アイソ塩焼き実食体験ブログ

 

関東ではウグイをハヤと言って寒バヤ釣りといって専門に釣りをする釣り人もいますが多くは渓流釣りでヤマメやイワナを狙って釣れる外道とされ「まずい」とされています。

 

「まずい」と不人気なため釣り人も食べることなく店でもウグイ(ハヤ)売っていません。

 

ウグイは「まずく」て食べないといいますが、地方によっては美味しいとウグイ(ハヤ)を食べられています。

 

そんな不味いとされるウグイを「アイソ塩焼き」として店頭販売している那珂川沿いにある川魚専門店の高橋商店でウグイ塩焼きを買って実際に食べてみました。

 

驚きの美味さでしたのでウグイという魚の紹介と合わせてご紹介していきます。

 

 

ウグイまずい3つの噂の内容

 

 

ウグイは「まずい」といわれる条件としては

 

    1. 小骨が多い
    2. 川臭い
    3. 鮮度がすぐ落ちる(足が早い

 

この3点があります。

 

 

1・小骨がある からウグイはまずい

 

確かにウグイには小骨は多いです。

 

小骨がきになる人には食べるには抵抗があると思います。

 

けれども調理の仕方(甘露煮・天ぷらなど)小骨まで柔らかく下処理されたウグイであれば気にならない程度になって食べれます。

 

ウグイの塩焼きでも炭火でゆっくり丁寧に役と小骨でも食べれるようになります。

 

2・川魚の独特な臭い があるからウグイはまずい

 

川魚の一般的にいれることは川臭い・泥臭いというのは確かにあります。

 

ウナギやコイなどは食べる前に数日水につけて泥抜きという工程・作業をするほどです。

 

ウグイは渓流から河口まで多くの範囲で生息して多少の汚れの河川でも生息しています。

 

生活排水が流れているような河川で釣ったウグイは確かに泥臭くて不味くて食べるレベルではありません。

 

ウグイを釣ってくる子供たちが釣る場所は生活圏内の川なので必然的に泥臭くなってしまいます。

 

但し、清流や渓流の生活排水などで汚染されていない綺麗な川で育ったウグイは不味くはなく美味しいです。

 

3・川魚は鮮度の痛みが速い からウグイはまずい

 

最後の鮮度が悪くなるというのも不味いといわれる一因です。

 

釣って直ぐに下処理(内蔵を出す)して冷やすなどしなければ直ぐに臭ってくるほどです。店頭で流通しない一番の理由ですね。

 

海の魚と違って川魚は鮮度が直ぐに悪くなります。

 

釣ったウグイを自宅に持ち帰って食べようとすると臭いがダメで臭くて食べれないというパターンが多くて不味いということが巷でまかり通てしまったのではないでしょうか。

 

現在でも地域によってはウグイを食べる風習が残っているところが沢山ありますのでウグイが不味いのではなく食べ方によって美味しいことになることは間違いないですね。

 

ウグイの料理方法は塩焼き、フライ、天ぷら、田楽、南蛮漬、甘露煮そして刺身まで沢山あります。

 

他の地域でも食べられています。

東北の一部、会津ではアカハラといわれて食べられて長野や九州でも食べられてます。

 

 

ウグイまずくない?ウグイを食べた口コミの紹介

 

Twitterなどでウグイの味などの口コミを拾ってみましたが意外にウグイはまずいという口コミは少なくて美味しい口コミの方が多かったです。

 

多少は魚の匂いが気になるという口コミがありましたが美味しいという口コミが大半でした。

 

この魚臭さがウグイがマズイといわれる原因の1つですね

 

 

ウグイ少し皮の匂いが気になるけど味噌つけて美味しいとの感想

 


海で釣ったというウグイの塩焼きは美味いとのこと・・・多分ウグイと近縁のマルタかな?

こちらは珍しいウグイの熟れ寿司 魚臭いが美味しいとのこと 食べてみたいですね

ウグイ少し生臭いけど不味くはなくておいしいとのこと

 

 

実際に私もお店で売っているウグイの塩焼きを食べてみましたが鮎に負けないほど美味しかったです。↓実食レポ「ウグイの塩焼き」↓の記事

 

 

ウグイ(ハヤ)どんな魚?

 


ウグイの名前の由来は鳥の鵜(う)が食べるから「鵜食いが語源だともいわれています。

 

ウグイの別名としてはハヤ・アカハラ・アイソなど

 

アカハラの語源は産卵期に近づくと腹側が赤く染まる婚姻色がでてくるので赤腹と呼ばれるようになりました。アイソの語源はよくわかりませんでした。

 

ウグイとは日本各地のどこの河川に生息しているコイ科の川魚で流線型の銀色のスマートな体つきで体長は平均20cmで最大でも30cmほど。

 

中にはマルタと呼ばれる大型50cmほどにもなる海に下る種類もあります。

 

雑食性で藻から小魚まで何でも食べて水質汚染にも強くどこの川でも生息して良く釣れるポピュラーな魚で子供たちの釣りの対象になっています。

 

ウグイを食べる時期は冬が良いといわれて寒バヤ釣りをしる人もいますが、食べる時期の多くは産卵期の春先になります。

 

【まとめ】ウグイは本当は不味くなくて美味い

 

ウグイが不味いと言われる所以は「鮮度が直ぐに悪くなる」「汚い川で獲れた」ということが原因だったようです。

 

口コミをみるとよくわかりますが、実際に鮮度が良くて奇麗な川に住んでいるウグイは美味しいということがわかりました。

 

実際にお店で提供されているウグイは季節ものの鮮度が良い清流で獲れた魚なので臭みも無く鮎と比べても遜色ないほど美味しかったです。

 

もしウグイを食べるなら、季節限定の産地でウグイの塩焼きなどを食べるか、または清流で自分で釣ったウグイを直ぐに絞めて氷などで鮮度を保ち、できたらその場で塩焼きで食べることをお勧めします。

 

【那珂川の川魚の塩焼き】

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