本日2020年1月27日新説!所JAPAN紹介される「くら寿司」で今月1月末から販売され回転寿司の1品になる「フルーツぶり」
ブリの旨さに加えて柑橘系のさわやかな香り味わいがある珍しい刺身の一品です。
「フルーツぶり」はフルーツ魚(フルーツさかな)と呼ばれるもので、養殖魚の餌に柑橘系の果物の成分を混ぜて育成すると柑橘系の香りがする刺身ができる魚の事です。
2007年に高知大学が開発し販売した鹿児島県の「柚子鰤王」が最初です。
TVで紹介されるのは回転寿司の大手「くら寿司」です。
フルーツ魚にはどんな魚がいるのか?その種類から購入方法などまでをご紹介します。
【関連記事】
<スポンサーリンク>
フルーツ魚の歴史
高知大学農学部の深田准教授が養殖魚におけるユズの抗酸化作用について研究していたところ偶然にも身にユズの香りがすることで魚の生臭さや酸化を抑えて鮮度保持にも有効だという事が判明しました。
そこで高知でユズを与えたブリのを養殖したり、鹿児島県の柚子鰤王というブリを発売するにいたりました。
くら寿司で提供しているのは供給量も人気もあるブリですが、実は他の魚では養殖できている振りに近いカンパチなど他にはヒラメ更には淡水魚の養殖鮎などがあります。
つまり魚の餌、餌料にフルーツ関連の成分を混入すればフルーツ魚ができるという仕組みです。
供給する果物成分には柑橘系のユズやスダチ、カボス、レモンなどがあり、柑橘系を主体として育てた魚を柑橘系養殖魚と呼びます。
<スポンサーリンク>
全国各地のフルーツ魚10ブランド紹介
飼料に柑橘など果物やそれ以外のハーブなどを混ぜて育てた養殖魚はこれから益々登場してきますね。
1:くら寿司の「フルーツぶり」
今回くら寿司がキャンペーンで販売をするのは、スダチで育てたブリ
徳島産の「すだちブリ」ですね。
過去には、くら寿司の「いよかんブリ」など沢山のフルーツブリを販売していますね。
歴史もあり衛生管理もしっかりとされているブリですね。
2:柚子鰤王(ゆずぶりおう)
一番初めに柑橘系養殖魚で販売されて火付け役になったブランドですね。
3:ひめ柑育ち(ひめかんそだち)
愛媛県認定漁業士協同組合が育てているミカンの香りがするマハタやマダイ
4:みかん鯛・みかんブリ
宇和島産の名の通りミカンを与えてできた鯛です。
5:柑味鮎(かんみあゆ)
山口県の椹野川漁協が開発した柑橘系の香りがする養殖アユでミカン成分を含む餌を与えている。
通販ではふるさと納税では販売していました。
6:すだちブリ
鳴門市の北灘漁協が販売しているスダチを与えた養殖ブリ
7:かぼすブリ
大分県佐伯市はカボスの名産地でそボスを与えた養殖ブリ
8:かぼすヒラメ
大分県佐伯市で育成されているカボスを与えた養殖ヒラメ
他にも
レモン成分を与えたブリやカンパチもあります。
9:あたたハマチtoレモン
レモン成分を与えて育成したブリ。高知大学が支援しています。
更に柑橘だけでなく海藻やお茶の粉末などをブレンドした餌料を与えて育てた鯛など
10:伊勢まだい
三重県水産研究所が海藻や柑橘や茶葉の粉末を与えた養殖真鯛
<スポンサーリンク>
まとめ
魚離れしている若い世代に魚が食べられるようになって欲しいと始めたフルーツ魚の取り組みも高く評価されてきています。
特に回転すしで出されるようになって認知度が高くなってきています。
魚臭さが無くなり今まで生魚を食べれなかった子供や大人までもが食べれるようになったとも聞いています。
これから益々魚の養殖技術が向上して万人が安心して美味しく食べれるフルーツ魚の開発がされることを願っています。
【関連記事】