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カップヌードルに入っている海老は
乾燥した海外産のPoovalan(プーバラン)と呼ばれる本物のエビ。
何気なく食べていましたが、よくスーパーで見かける生で売っている小エビというものと同じものかと思っていました。
NHKの朝の連続ドラマ「まんぷく」でも色々カップラーメンの実験していましたね。
実は日清カップヌードルに入れるエビは全国世界各国から数多くの種類を取り寄せて実験した結果残ったのが海老が「プーバラン」でした。
選ばれた理由は2つ
- 高級感
- 見た目・味が安定
日清カップヌードルに選ばれた謎海老の「プーバラン」の特徴なども詳しくご紹介します。
カップヌードル謎エビの正体は本物の海老「プーバラン」
※イメージ図です。実際のエビの画像は下記で検索しています。↓
画像は著作権があるので掲載できませんでしたが「Poovalan」で検索して画像を見れます。
日清カップヌードルで使用されている原材料の謎エビの日本名はありません。
英語名は Poovalan(プーバラン)といいます。
特徴としては
- 十脚目クルマエビ科のエビ
- 海で生活している表面は細かい毛がある小さな海老
- 体長は10cmほど車エビよりも小さいエビ
- インド太平洋で主にトロール網で漁獲されています
- 養殖はされていません。
資源は多くて、更に漁獲制限をしているので今現在は枯渇することはないようです。
※禁漁期間も設定されており、インドの西東海岸で漁獲時期をずらしたりして漁獲資源の保護をしています。
検索してもらうと分かる通り、現地では生で販売されています。
現地では馴染みある一般的なエビです。
日清カップヌードル謎エビにプーバランが選ばれた2つの理由
今では小エビむき身で多くの食材に使われていますね。
チャーハンやピラフなどに欠かせないエビになっています。
スーパーなどでも解凍した丸まった小エビ、冷凍したムキエビなどで一般に販売されていますが「プーバラン」という名称では販売されてません。
この先駆けになったのは、やはり日清カップヌードルの販売が大いに影響されていたのかもしれませんね。
では何故これほど日本に受けいれられて、最初のカップヌードルの具材になったのでしょうか?
理由には2つあります。
1つ目の理由は
彩りと高級感
実は普通のラーメンでも具にエビが入っていなかったことも逆手にとり敢えて肉でなく
彩りを添えるため、高級感をかもしだすためにカップヌードルの具材にエビが決まりました。
確かに今でもカップラーメンにエビが入っている商品は少ないですね。
2つ目の理由は
色や形や味が変わらない
多くのエビは何度も実験してもフリーズドライした後にお湯で戻したエビが思うような状態になりませんでした。
世界各国の中国、台湾、タイ、インド、アフリカから集められエビは60種類以上になったそうです。
その中で、
「プーバラン」だけがフリーズドライにして
お湯で戻しても味や色や形が変わらず、また輸送における品質の弊害も少ないために選ばれました。
このエビを採用するになった理由が
大阪のホテルでシュリンプカクテルに使われていたエビ「プーバラン」
をカップヌードル開発担当者が食べたことが縁になったそうです。
※シュリンプカクテルとは
その当時昭和30年代はプーバランは
乾燥小エビとしてはキロ4500円もする最高級品でした
その高級な海老を採用した日清食品さんの先見の明がありましたね。
【まとめ】カップヌードル乾燥小エビは「プーバラン」
カップラーメンにプーバラン海老が選ばれた2つの理由
- 海老には高級感がある
- 乾燥しても身崩れ味も変わらない海老
海老プーバランの特徴
- 海のエビで10cmほど
- インド産でトロールで漁獲
- 養殖はされてない天然もの
- インドでは馴染みのエビ
このカップラーメンに入っているムキエビの特徴は頭と殻を剥いただけなので、背ワタがそのままの状態です。丸まっている背中の部分の黒い部分ですよね。
※背ワタとはえびの腸の管
いつも食べる時に背ワタが気になっていましたが・・・どんな海域で漁獲されているエビなのか?
内臓を摂取して問題がないのか?不安はありますが、ある面では仕方ないですよ(笑)。
そんなこと言ったら日本で流通しているエビは全て大半が輸入ですからね。
背ワタを取る行為がない分人件費も安く、原料も安く手に入れることができるのでしょうね。
このエビも含めて日本が消費するエビは相当量の漁獲なので資源減少にならないようにしてほしいですね。(日本人がエビを食べるのを控える・・・)
それにしても日本人は本当にエビが大好きです。